あなたも、ご覧になっていらっしゃいましたか、東京マラソン2019。
がっくり・・・新記録を期待されていた大迫傑選手が、まさかの途中棄権だなんて。

注目は、大迫傑選手が自身の記録を更新できるかどうかでした。過去のマラソンでのタイム・・・走る度に時間を縮めていましたから。途中棄権なんて考えてこともありませんでした。

調整さえ間違わなければ、自身の記録更新だけでなく、五輪代表選考の設定基準2時間5分30秒も、突破できるだろうと思われていたのです。

大迫傑選手は、何かアクシデントがあったのか途中から歩き出し、29キロ地点でまさかの途中棄権。4度目のマラソンで・・・初めてです。

残念ながら、日本人は3位までに入る選手は出ませんでした。何か、ちょっと寂しい結果になってしまいましたね。冷たい雨と気温の低さによる影響もあったのかも知れません。

でも同じ状況の中で、優勝したエチオピアのビルハヌ・レゲセ選手(24才)は、気温が低く冷たい雨が降りしきる中で、42.195キロを2時間4分48秒で駆け抜けています。
初マラソンで2時間4分15秒と言う凄い記録を出した選手ですが、やはり強いですね。

日本人1位は、堀尾謙介選手(2時間10分19秒)総合順位は5位です。現在は中央大学4年生なので、現役の学生がMGCの出場資格を獲得したのは初めてのこと。頑張りましたね。

日本人2位が、今井正人選手(2時間10分30秒)総合順位は6位。箱根駅伝の初代「山の神」。
日本人3位は、藤川拓也選手(2時間10分35秒)総合順位は7位。
日本人4位が、神野大地選手(2時間11分05秒)総合順位は8位。箱根駅伝「山の神」3代目。
堀尾健介選手を含む上記4人は、2019年9月15日のMGC出場権を獲得しました。

MGCとは、2020年東京五輪のマラソンランナー代表を決めるためのレース。もう少し後ろになりますが、詳しく説明しましたので見て下さいね。

スタート地点は東京都庁前ですが気温は5.7度、新宿は朝から冷たい雨が・・・降っていました。午前9時10分、38,000人のランナーが、雨の中を一斉に飛び出していきました。

大迫傑選手も佐藤悠基選手も、最初はいいペースで走っていたのです。佐藤悠基選手は、ペースメーカーから1度も外れることなくついていましたし、大迫傑選手と中村匠吾選手は1度ペースメーカのスピードから外れましたが、すぐに戻っています。

10キロ地点のタイムは29分10秒で、充分新記録が狙えるペースでしたが、雨の勢いが増してきました。20キロの通過タイムも48分53秒くらいでしたから、まだまだ新記録の可能性がありました。

そして中間地点で1時間2分2秒。まだまだ2時間4分台が出せるタイム。この後、大迫傑選手と中村選手が遅れ始めましたが、佐藤悠基選手はしっかりとついています。

そして間もなく、先頭集団は、小さな3つのグループに分かれてしまいました。
1つ目グループはビルハヌ・レゲセ選手・ビダン・カロキ選手・ディクソン・チュンバ選手。
2つ目のグループに佐藤悠基選手。
3つ目のグループは大迫傑選手・中村匠吾選手。どんどん遅れ始めている。

いったい何があったのか・・・大迫傑選手は中村匠吾選手にもおいて行かれ、スピードがガクッと落ちてしまい、とうとう後続集団に飲み込まれてしまったのです。そしてついには、28キロ手前で歩き出し29キロ地点で途中棄権。

快調にに走っていたように見えた佐藤悠基選手も、30キロを少し過ぎた頃から明らかにスピードが落ちて、37キロ地点で、後続の中央大学4年生の堀尾啓介選手(初マラソン)に追い抜かれてしまいます。

追いかけている今井正人選手と藤川拓也選手が、前を走る堀尾啓介選手を捉えるかな・・・なんて思っていたのですが、最後まで差は縮まらず、堀尾啓介選手は日本人1位でゴール。

堀尾啓介選手は監督から「マラソンを走ってみろ」と声をかけられたそうですから、おそらくマラソンランナー向きの選手なのかも知れません。才能ありでしょうか。

堀尾啓介選手について、マラソン強化プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏が「彼はメンタルが凄く強いと思う」と語り、「今回注目されていなかったからプレッシャーがなかった。2回目のマラソンで結果を出せれば本物」だとも。

とても残念だったのは、2018年の「東京マラソン」で、当時、16年間破られていなかった日本記録を5秒更新して、マラソン日本新記録を出した設楽悠太選手が欠場したことでしょう。

設楽悠太選手は、2018年の暮れから熱を出して以来体調がすぐれず、エントリーしていたニューイヤー駅伝も、都道府県で争う日本男子駅伝も欠場しました。そのため調整が万全ではなく、東京マラソンに出場出来なかったのです。

2019年の東京マラソンでは、日本人選手は3位までに入ることができず残念。1位から3位までの選手は下記の3人です。

ビルハヌ・レゲセ24才   :エチオピア:2019年東京マラソン優勝   2時間4分48秒。
ビダン・カロキ28才    :DeNA):2019年東京マラソン2位  2時間6分48秒。
ディクソン・チュンバ32才 :ケニア  :2019年東京マラソン3位。 2時間8分44秒。
因みに、ディクソン・チュンバ選手は2018年の優勝者です。

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2020東京五輪出場のマラソン代表を決める選考基準MGC

大迫傑選手が東京マラソンで2時間5分30秒を切れば、9月15日に行われる東京五輪マラソン代表選手を決める「マラソン・グランドチャンピオンシップ」で、もし3位であっても代表内定することになっていましたが、29キロ手前で歩き出してしまい・・・棄権しました。

東京五輪のマラソンランナー代表になるための条件。
派遣設定記録:男子2時間5分30秒。
派遣設定記録:女子2時間21分0秒。

上記の記録を突破していれば最上位で選出されますが、マラソンの日本最高記録が、大迫傑選手の2時間5分50秒ですから、該当者は誰もいません。

もし大迫傑選手が東京マラソンでこの記録を出せば、文句なしに「最上位者」として代表決定していたのですが、途中棄権と言う残念な結果に。

2019年東京マラソンで、MGCに出場できる資格を獲得したのは、下記の4名です。
日本人1位堀尾謙介選手で、総合順位は5位。
日本人2位の今井正人選手で、総合順位は6位。
日本人3位の藤川拓也選手で、総合順位は7位。
日本人4位の神野大地選手で、総合順位は8位。

これまでにMGC出場資格を獲得している選手は、すでに24人います。下記アドレスをクリックすると、顔と名前が確認できます。http://www.mgc42195.jp/finalist/

MGC:マラソングランドチャンピオンシップ:男女共にマラソン日本代表を決める選考レース。 2019年9月15日開催予定ですが、東京五輪のコースを基本として、テスト大会を兼ねて行われるようです。ただ、正式な発表は6月中旬頃とのこと。

MGCでは、男女ともに代表は2人。
まず、「グランドチャンピオンシップ」の優勝者が代表になります。
あと1人は、「グランドチャンピオンシップ」の2位もしくは3位なのですが・・・

男子は過去に2時間5分30秒を突破している最上位者。
女子は過去に2時間21分0秒を突破している最上位者。
上記該当者がいない場合は、「グランドチャンピオンシップ」2位の選手。

残りの1枠は、2019年の冬から2020年春にかけての3大会で、2019年5月に発表される「派遣設定記録」を突破した最上位選手となります。

男子の3大会は下記の通り。
東京マラソン。
琵琶湖毎日マラソン・
福岡国際マラソン。

女子の3大会は下記の通り。
埼玉国際マラソン。
大阪国際マラソン。
名古屋ウィメンスマラソン。

上記の他に、ワイルドカードとしての出走枠があります。
ワイルドカード取得は、国際陸上競技連盟の公認大会で、設定タイムをクリアすること、条件順位のクリアしなければなりません。対象国際大会は2017年8月〜2019年4月に行われるものとなっています。

それぞれ3大会が終了後に最上位を記録した選手が内定。
記録突破選手がいなかった場合、2位または3位の選手が内定。
少し選考基準が複雑なようにも思いますが、いずれにしても3大会が全て終了しなければ確定しないと言うことですね。

MGC開催時には、走行するコースはオリンピック本番と同じ舞台で行われることになっているようです。

東京マラソン 質が高い1万3千人超えるボランティア!警視庁や警備会社の協力!

ご存知でしょうか、東京マラソンに携わるボランティアの質が高くされていることを。

ついつい、マラソンランナーにばかり気を取られてしまうのですけれど、華やかな東京マラソンを、裏側で支えているのは、1万3千人を超えるボランティアの方々なのです。

1万3千人ものボランティアの方々が参加して、徹底して支えて下さるからこそ、東京マラソンを走るランナーは、楽しく安全に走れるのです。

ボランティアの方々が担う役割。
  • 東京ビッグサイトでのランナー受付(大会前3日間)。
  • コースを走るランナーに水を配る。
    ♦コース上では9つのブロックに分けて、給水や給食などを行っている。
  • 沿道での観戦者に道を案内。
  • 車いすランナーの誘導。
  • コース整理や距離表示。
  • スタートエリアでのインフォメーション(当日)。
  • 会場誘導。

下記画像には、ボランティアの方々の活動、役割が示されています。
画像は右記アドレスより転載させていただきましたhttps://www.marathon.tokyo/volunteer/about/

ボランティア数。
2007年の第1回大会~2016年迄:毎年1万人前後。
コース変更があった2017年から:約1万3000人に増員。

ボランティア参加の応募:下記のように、応募した理由はひとそれぞれのようです。
2015大会からはインターネットによるエントリーに一本化し、2017大会から抽せんによって選出。

  • 東京マラソンのランナーに抽選で落ちた方。
  • ボランティア活動に興味がある方。
  • 東京マラソンに参加したいなど。

東京マラソン財団・運営統括本部ボランティアセンター長を務める山本悦子さんが、1万3千人ものボランティアを取り仕切っていらっしゃるそうですが、ご自身もランナーなのだとか。人数の配置、場所、役割など、毎年反省を重ね、それを生かし、その質は年々向上しているそうです。

マラソンランナー、ボランティア、観客の全てが、安心して大会に参加するためには警備の充実も欠かせません。そのため東京マラソンでは、警視庁や民間警備会社と密に連携を取りながら、万全の態勢を敷いているといいます。

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警備の主な仕事は2つだそうです。

  • 車道であるコースに規制線を張り、車が入らないように警備をする「交通警備」。
  • スタートやフィニッシュなどに集中的に人を配置して雑踏事故が起こらないよう誘導したり、小型カメラを携帯して見守る「雑踏警備」。

大会当初は、交通規制に対する苦情も多かったとか。
都内の主要道路を交通規制するので、一般車、タクシー利用者から多くの苦情。警視庁にもクレームが多く入っていました。しかし規制を敷かなければ走れません。

丁寧な周知徹底を心がけ、交通規制ができるだけ早く解除されるように、設置物の撤去などもすばやくするよう毎年改善を図っているとのこと。

交通警備に当たる警備員にも適切な誘導が行えるよう改善を重ね、回を重ねるに連れて、認知度も上がり、今では大きな混乱はないそうです。

やはりそうですよね、警視庁や民間警備会社の協力なくしては無理ですよね。裏で多くの方々の努力と協力があるからこそ、表舞台の東京マラソンが華やかに楽しいものになるのだと思います。

マラソンランナーだけでなく観客も、裏側で支えて下さる、警視庁や民間警備会社の方々、1万3千人ものボランティアの方々に感謝ですよね。

東京マラソン参加料とチャリティーランナー料金値上げ!

東京マラソンの参加料が2020年から値上げされます。

2007年から2019年3月3日までは、税抜き価格¥10,000でした。
2020年から¥5,000の値上げで税抜き15,000ですが、消費税8%で計算し総額は¥16,200。
2021年からは消費税10%の計算ですから、総額は¥16,500ですね。

年々、ランナーも観衆も増え続けているため、警備や安全対策費に値上げ分を充てるそうです。¥5,000の増額については、一般から意見を募集したところ、賛成意見が多かったようですよ。

東京マラソンを走りたい方は増えるばかりで、2018年の締め切りでは33万271人が応募して、抽選倍率は12.1倍だったと言いますから凄いですよね。2019年の東京マラソンでは、フルマラソンの定員を2000人増やしたそうです。

来年以降、マラソンに出たい方は下記のアドレスをクリックすると、詳細が確認できます。
https://www.marathon.tokyo/participants/schedule/

ところであなたは、「チャリティーランナー」ってご存じでしょうか?
チャリティーランナーの人気は凄いみたいですよ。

東京マラソンの場合、「チャリティーランナー」の定員は4,000人。
(注:主催者判断で締め切ることもあるそうです)

「参加資格」
  1. チャリティ事業に10万円以上の寄付をする。クラウドファンディングを使用、10万円以上の寄付を集めた方。
  2. 上記の資格を得た上で、東京マラソンに参加を希望する方・・・というもの。
  3. 大会当日、満19才以上であること。
  4. 6時間40分以内に、マラソンを完走できる男女。(障害のある方で、単独走行が困難な場合は、伴走者をひとりつけて下さい)
  5. その他一般参加者の、募集要項、申込規約等に準じます。
  6. 寄付金10万円以上の他に、参加料として10,800円。(チャリティーランナーとして、参加手続きをするときに必要)
    上記の条件を満たしている必要があります。

「マラソンが大好き」とおっしゃる方の談話を読んだことがあるのですが、この「チャリティーランナー」でさえ、あっという間に埋まり締め切られ、間に合わなかったことがあるとか。

お金を出してでも走りたい方がたくさんおいでになるのですね。

走るのは別にして、一度くらいはあの大観衆の中に身をおいて、応援してみるのもいかも知れないなんて考えてしまいました。いつ実現できるかわからないですけれど。

東京マラソンで提供されるメダルについて!

あなたはご存知かしら?
東京マラソンで提供されているメダルについて。

田中貴金属グループって、名前は聞いたことがある方も多いと思います。子供店長で有名になった加藤清郎くんがCMやっていましたからね。このグループが2007年の第1回東京マラソンから、毎年制作しているそうです。

「東京マラソン2019」の各種メダルは、今大会のメインビジュアル「Ready?」がテーマ。中心奥から螺旋状に広がっていく「ワクワク感」「期待感」が表現されているとか。

メダルのリボンは「ランナー」「ボランティア」「観衆」の一人一人を表す一本一本の線が織り重なったタペストリーのような大会ロゴをモチーフにしているそうです。

下記のアドレスをクリックして下さい。メダルの規格(材質・大きさ・重さ)などが詳細にわかります。また、画像2のアドレスから、「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」の画像が見られます。
https://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/CPRT201913282.html

実は、2019年2月13日(水)~2月28日(木)の16日間、「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」が展示されていました。田中貴金属グループの銀座本店で。残念ながら時間が取れず見に行けませんでした。まじかで見られる最大のチャンスだったのに。

テレビ越しで見ている「金メダル」、目の前でみたかったあ!
鬼に笑われるかもしれないけれど、来年も展示されるなら絶対いくぞ!
鬼に笑われる前に、あなたに笑われちゃったかな・・・

まとめ

雨に見舞われたのは、第1回開催の2007年と第4回開催の2010年。ともに南岸低気圧が通過したためですが、特に2010年は雪が混じるなど凍てつく寒さだったのです。

2019年の東京マラソンは、気温は5.7度で冷たい雨が降りしきる中で、予想外の展開となってしまい、気持ち的にもがっくり。

かなり意外な結果になってしまいました。
期待していた大迫傑選手が、29キロ地点で途中棄権してしまうなんて、考えても見ませんでしたから。スタート直後から寒さを感じていたそうですが、身体が動かず棄権したとのこと。

佐藤祐基選手も30キロくらいまでは、いいところにつけていたのですが、やはり体力的にギリギリだったのでしょうか。一度スピードが落ちると、どんどん後退してしまいました・・・

解説者の一人藤田淳史さんが、最後におっしゃってました。「これくらいのレースが普通になっていくと思う」と。高速ランナー時代に入る・・・と言うことでしょうか。

日本人1位になった堀尾健介選手は、現時点では大学4年生で、初マラソンでした。4月からは社会人になるのですが、どんどん世界に出て行って、世界と対等に戦えるようになって欲しいですね。

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