多部未華子演じる沙名子のキスシーンがキュート!原作を読む ⑥ 心のつぶやき面白い!

多部未華子さん、ほんとに可愛い!カワ(・∀・)イイ!! ですね。
沙名子と太陽のキスシーン・・・とってもキュート!
原作ではバレンタインの夜だった。
沙名子の手作りケーキを食べたあと・・・太陽の部屋なんですけど、ドラマでは沙名子の部屋でした。

でも、多部未華子さんのコミカルな演技に、思わず笑っちゃいました。
多部未華子さんの初心(うぶ)な感じがとっても可愛かった。演技上手い!
太陽役の重岡大毅さんがずっこける姿にも大笑いです。
キスシーンで「おまかせします」って、面白すぎる!でも可愛い!

また、その翌日、前夜のキスを思い出しているかのように、陶然とした表情で歩く多部未華子さんの演技が素晴らしかった。「多部!」って、劇場なら大向こうから声がかかるかも。

ドラマは限られた時間の中に、いろいろな内容を短縮して詰め込む・・・25話を10話にまとめるのは大変!どこをポイントに持ってくるか・・・と言うのが難しいのでしょうね、ドラマって。

だから、原作を読んでからドラマを見ると「ええっ!」となることもありますね。
この話をここに持ってくるの??
何で、ここがそうなるの??って、そんな感じかな。
ドラマ制作の難しいところなのでしょうね。素人にはわかりません。

あの、マイスターの話は、ちょっと意外だったでしょう。
どこにでもいそうな、今風の若くて可愛い女の子が、未来のマイスター候補だったなんて。
自分の衰えを感じたマイスターが、色ボケと勘違いされてしまうほど、女の子に寄り添って、未来のマイスターを育成していた・・・なんてね。

またドラマでは、沙名子と太陽のキスシーンが放送されたけど、原作ではバレンタインデーまでおあずけ。とにかく、じっくりと愛を育んでいく、今どき珍しい、ゆったりした恋だから。

めちゃめちゃ陽気で、ノー天気に見える太陽が、一途に沙名子を愛している自分に気がついて戸惑っていたり、人を好きになって自分の生活を壊されたくなかった沙名子が、駄目だ、わたしはこの男を好きかも知れない・・・恋心に抵抗できなくなっていく自分を感じたり・・・

青木祐子さんの「これは経費で落ちません」。
原作は「1巻」~「6巻」。1巻あたり4話で構成されていますが、5巻だけが5話まであり合計25話。
ドラマとは別物・・・原作に沿う感じで
沙名子と太陽の恋に特化して追いかけてる。

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石鹸マイスターが抱える葛藤!今風な可愛い女の子が鍵を握る?

留田辰彦は、マイスター制度ができて以来、20年も連続表彰されている、優秀な石鹸マイスターなのだ。

留田辰彦が連れてきた藤見アイは今風の女の子。「藤見アイで~す。よろしくお願いしま~す。やっぱいいね、東京本社カッコいい。お姉さん、すっごく頭良さそう!来てよかったあ!」・・・と、こんな感じ。

沙名子がマイスター表彰式を、後ろの壁際に立ってみていたら、藤見アイが話しかけて来た。
藤見アイは、留田辰彦のことをたっちゃんと呼んでいる。

「たっちゃんの頭の中は仕事で一杯。あたしに本やノート沢山渡して、読め読めって言うの。仕事が終わってからもファミレスとかで勉強させるし。周りから、いろいろ言われてても気づかないんだから、あたしも大変なんです。工場でからかわれたりするし、鈴木さんの目はきびしいし・・・」

鈴木宇宙は静岡工場の責任者で製造部を管理している。

「藤見さん、何故わたしにそんな話を?」
「経理さん、領収書を見て変な顔してたから。さっき鈴木さんと話してたでしょ。鈴木さんはたっちゃんから、わたしを引き離そうとして必死なんだから。経理さんも疑っているんじゃないですか?たっちゃんと不倫してるんじゃないかって」

藤見アイはさらりと言った。くるんと上を向いている長いまつげがとっても可愛い。

「たっちゃん、今年でマイスター辞めるんですよ。だから、今迄来なかった表彰式に出てきたの。奥さんも連れてきたし」
「奥様も見えているの?」
藤見アイは、一番後ろの椅子に座っているエンジ色のスーツ姿の女性を見た。
「自費で同じホテルにとまっているの。たっちゃんには内緒で表彰式に呼んじゃった。ホテルで待機してるなんてあんまりだと思って!」

「留田さん、何故マイスターやめるんですか?定年まで何年かあるはずなのに」
「推薦されてもならないって。定年も早めてもらうかも知れないし・・・」
「勿体ないですね。去年発売した天天石鹸新シリーズのさくらを使っていますが、凄くいいですよ。肌が滑らかになるし香りもよくて、長くヒットしそうですよ」
「ありがとう経理さん。あのさくらは、わたしがメインで造っているんです。責任者はたっちゃんになってますけど」

ここ3か月くらいの間に、石鹸の品質が落ちていることが問題になっていた。鈴木は、藤見アイが正社員になった3か月前からだと言い、藤見アイが原因だと思っているようだったが、見当違いだったようだ。藤見アイが人気の新シリーズ「さくら」をメインで造っていたのだから・・・

表彰式の翌日一人でやってきた留田辰彦に沙名子はさりげなく聞いた。
「いつからなんですか?」留田はギクッとして「何の・・・ことですか」と言う。
「マイスター、今回でやめると藤見アイさんから聞きました。いつ、お決めになったのですか?」

留田辰彦は沙名子をじっと見つめていたが、
「5,6年前からですかね。石鹸が駄目になっていたのは知ってました。アイちゃんのせいじゃないですよ。わたしの腕が落ちたからですが、そのことを鈴木さんに言えなかったんです。どうしても・・・だけど、言わなきゃ駄目ですね。本当のことを伝えてアイちゃんを育ててもらわないと!」

覚悟を決めた留田辰彦の顔は穏やかだった。

太陽がくれた誕生日プレゼント!沙名子はクリスマス一緒にいる約束をした!

仕事を終えた沙名子が駅に向かって歩いていると、太陽が追いかけてきた。
沙名子は少し驚いた。このところ太陽は忙しくて、顔もしばらくみていなかった。今日も、社内では太陽の顔をみていなかったから。

「どうしたの?」
「外回りから帰ってきたら、沙名子さんが帰るのが見えたからさ!急いで走ってきた!先週もあえなかったし」
「本当に追いかけるとは思わなかった」
「ここは会社じゃないからいいだろう」

走ってきた太陽は、スーツが乱れネクタイも曲がっているが気がついていない。右手にスマホを持ち、左手に紙袋を持っている。どんな時でも太陽はスマホを手放さない。

「これ、渡そうと思って!誕生日プレゼント」
「わたし、太陽さんに、誕生日おしえたっけ?」
太陽は首を振りながら、左手に持っていた紙袋を差し出す。

「教えてないよ。なんかさ、年令聞くみたいで聞けなかったんだ。星座の話をした時に「てんびん座」だって言ったから、10月かなって思ってた。あの頃は仕事が忙しくてそんな雰囲気じゃなかったしね。でも、月が変わる前にお祝いした方がいいと思ったから」

太陽はまめだ。いつ買っていたのかわからないけど、いつでも渡せるように持ち歩いていたのだろう。20センチくらいの箱が、水色の包装紙でラッピングされている。
「ありがとう!」
「お誕生日、おめでとう!」
太陽は沙名子を見てにっこり。沙名子もにっこりしながら、太陽は笑顔がいいと思う。

「その内お返しするわ」
「お返しとかいいけど、どうしても返すと言うなら、俺の誕生日にして!」
「わかったわ。太陽さんの誕生日に返す」
「俺・・・8月なんだけど」
「来年の8月ね。わかった」
「まじで!」
太陽の誕生日の来年8月迄、沙名子は太陽と一緒にいることになるのだ。

「あのさあ、クリスマスとか・・・沙名子さん、予定入ってる?」
「ないわ」
「じゃあ、クリスマス俺と予約・・・て変か。どっか行く、ふたりで」
「わかった」

「俺、クリスマス絶対空けるわ!残業入っても、インフルエンザになっても、這いずっても会うからよろしくな!」
「よろしく!でも、インフルエンザになったら遠慮して」
笑顔の沙名子を真剣な顔でみていた太陽は、はっとしたように
「いけね、会社戻らなきゃ、そのまま来ちゃったから。また来週連絡する。何か食べに行こう」

急ぎ足で去っていく太陽を見送りながら沙名子は心の中でつぶやく。
”正気なのか沙名子!クリスマスを男と一緒に過ごすのか。いや、動揺するんじゃないよ、二十八なんだぞ。しかも相手は太陽じゃないか”

”だけど、クリスマスには何を着て行けばいいんだろう・・・年間計画の被服費に、クリスマスの予定は全く組み込まれていないし” 沙名子は少し困った気持ちになっていた。こんな時誰かに相談してできればいいのに・・・と思う。

パラカフェのXマスツリー倒れる!デートに着る洋服選びが楽しい沙名子!

今日は休日だけど、パラカフェのクリスマスフェア初日なので、オープンを見届けた後で、太陽は沙名子に会う約束をしていた。しかし、早めにパラカフェに到着してみると、昨夜飾り付けたクリスマスツリーが、無残な形で倒れていたのだ。

太陽は、コンビニの駐車場から沙名子にメールを入れた。
”今パラカフェ。クリスマスツリーが倒れてたんで、遅くなるわ”
”了解。ツリー倒れたの?大丈夫?”
沙名子は休日も早起きだ。そっけない文面はいつものことだけど、即レスだったので、待っていたのかな・・・と思う。

”大丈夫じゃない、大パニック。昨夜帰る時は完璧だったのに、今朝入ったら倒れていた。とにかく10時にお客様を入れなきゃならないから、飾り付けをやり直す”

沙名子に、倒れたツリーの写真を添付してメールを送り、車をスタートさせた。パラカフェの開店まで1時間しかないので、早く帰らなければならない。

クリスマスツリーは、インテリアコーディネーターの曽根崎メリーから企画書を貰っていた。企画書に基づいて、店長の小針の他に3人の従業員と力を合わせて頑張った力作だったのに・・・

パラカフェの取引先メーカー社員の細川氏は犬好き。愛犬のセントバーナードはデブなので食事制限されている。昨夜、細川氏はクリスマスツリーの飾り付け終了後に、曽根崎メリーさんと共にパラカフェにきていた。犬のコロ助を連れて・・・

曽根崎メリーさんと細川氏が話に夢中になって話し込んでいる隙に、コロ助は、大好きなバナナタルトの匂いがしているパラカフェに飛び込み、クリスマスツリーを倒してしまい、ツリーを支えていた紐が首に絡まった。

それを助けるために、曽根崎メリーさんの子供が紐を切断した・・・これが真相だった。
メリーさんの子供は、コロ助の後を追いかけていたらしい。

しかし、真相ががわかるまでに、太陽を始めパラカフェの従業員、曽根崎メリーさんやツリー業者など多くの人々が、それぞれの立場で動き回り、朝から夕方までかかりきりになった。営業の山崎柊一もやってきて手伝ってくれたが、曽根崎メリーと意気投合していた。

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”沙名子さん終わったわ。メリーさん半端ない!今日ドタキャンごめんな!”
”よかったね。クリスマスフェア上手くいくといいね!”
時計を見ると17時。太陽は たこ焼きしか食べてないので、何かしっかりと食べたいと思う。

スマホを見ると電池の残量が無くなりそう・・・”いいよな今日ぐらい” と覚悟を決めて太陽は通話ボタンを押す。沙名子はハーブティーを飲みながら家で本を読んでいた。

「あっ、沙名子さん。今終わったんだけどさ、俺、疲れきってんの、癒してくれない?」
「えっ、どう言うこと」
「つまり、会いたいと言うこと。駄目かな・・・何かやってるなら仕方ないけどさ」
「池袋だったらわたし、本を買う用事があるけど」
「本当?じゃあ俺も行く。夕食くらい食えるかな」
「それは、会ってから決めましょう」

沙名子はクローゼットを開けた。取り込んだばかりの洗濯物を放り出し、何を着て行こうかと考える。うきうきしている自分の心に驚きながらも、これが結構楽しい!

まとめ

退社後、いつもの「ドトール」に少し遅れて行くと、太陽は嬉しそうにミルクレープを食べていた。
沙名子さんはいつも、ああいう経費、そのまま通してくれるじゃん」
太陽は、新しく経理部に配属された朝吹美華に「これは経費でおちません」と言われたのだ。

「わたしは事情を知っているから、その場で直しているの。朝吹さんは厳しいからきちんと書かないと通用しないわよ」しかし、太陽は全くこたえている様子はない。

太陽は、沙名子が紅茶を飲み終わるのを待って、カップをトレイにまとめ、いつものように返却口においた。こういうことが自然にできる太陽はいい男だ。

外に出ると太陽は、沙名子の持っている紙袋を持とうとしたが、「軽いからいいよ」沙名子は言った。
「沙名子さん、服買ったの?珍しいね」
「セールだったから、通りがかりについ買っちゃったの」

駅ビルのショップを見ていたら、奇麗なブルーグレーのニットを見つけたのだ。胸元にビジューがついていて女性らしい感じ。待ち合わせの時間も迫っていたので、試着もせずに買ってしまった。

「よかったね。クリスマスに着てたワンピースも可愛いかったよね。私服は新鮮でいいよな」
「ありがとう!」
「じゃあ、食事に行こうか。前に行った魚の美味しい店でいいかな。俺、ちょっと飲みたい気分なんだよね」

「そうね。わたしは沢山飲めないけど」
「大丈夫だいじょうぶ。酔っぱらっても俺が介抱してあげるから」
(^^♪っと笑った太陽は、ビジネスバックを肩にかけ直す。
「俺、沙名子さんと付き合えて、すっごく嬉しい!」

沙名子はとっさに返事ができない。
立ち止まり、雑踏の中で太陽とまともに見つめ合ってしまった。そして目をそらし・・・

沙名子は心の中でつぶやく。
”バカだ・・・太陽もバカだけど、わたしはどうしようもないバカだ。森若沙名子、初めての彼氏がこんなのでいいのか。ほんとに太陽でいいのか!”

しかし、並んで歩く太陽はとてつもなく頼もしく感じるし、傍にいると心が落ち着くのも事実なのだ!

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