”これは経費で落ちません”原作を読む②!デートの約束をした森若沙名子と山田太陽!

テレビドラマ面白い。でも、原作を読むと更に面白い!
青木祐子さんの「これは経費で落ちません」。

仕事はバリバリできるのに恋には疎い(うとい)と言うか・・・臆病な森若沙名子。
原作では、森若沙名子が心の中で自問自答・・・する場面が何度もあります。
心の中では、思いっきり本心を吐露(とろ)していますが、言葉に出すことはありません。

「これは経費で落ちません」は「1巻」~「6巻」で全25話。
ドラマは10話完了と聞いているので、時間が限られてますよね。26話を10話にまとめるのって大変。ゆっくりペースの恋を描くのは、どう考えても物理的に無理かな・・・と思います。

ドラマとは別物・・・森若沙名子と山田太陽の恋に特化して抜き出してみました。

森若沙名子はとても美人で可愛いのに、いつも制服ということもあり地味で目立ちません。同じ経理部の佐々木真由は、「森若さんは美人だし、肌もきれい!」と思っていますが、会社では気がつかない人が多い。

山田太陽も最初は気がついていなかったのですが、ある時、ナチュラルで美しい森若沙名子に気がついて、「可愛いかも!」と恋してしまいました。そして日ごとに思いは強くなっていくのです。

山田太陽から告白されそうになって逃げだした翌日、森若沙名子は会社を休んでしまった。
どう対処すればいいのかわからなくて・・・

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 森若沙名子は心の中で思い切り罵倒した!秘書課のマリナめっ!

山田太陽から告白されそうになって逃げだした翌日、会社を休んだ森若沙名子。

月曜日に出勤すると、沙名子のパソコンに、秘書課の有本マリナが書いた付箋が貼られていた。「メールを誤送信したので、削除して下さい」と言う内容。沙名子は未読のメールをチェック。秘書課の有本マリナのメールを見つけて削除。削除済ホルダーの中も完全に削除。

銀行で順番待ちをしていると、以前から銀行内で度々見かけていた有本マリナが、珍しく沙名子に近寄ってきた。付箋を見てくれたかと聞かれ、「メールなら削除しました。ご心配なく」と告げる。

それから何日かたって、有本マリナの周辺でちょっとした問題がおきたため、削除した有本マリナのメールを復活させる事態になった。製造部の鈴木宇宙と営業部の山田太陽の2人が、森若沙名子の席に座りメールの復活作業をしている。山田太陽から告白されそうになったあの日から半月くらい過ぎていた。

あの日以来・・・この半月間、山田太陽は森若沙名子に全く声をかけてこない。今も、メールの復活作業ですぐ傍にいるのに、沙名子と話さない。今はパラカフェも一段落しているので、経理処理もなく言葉をかわすチャンスがない。

有本マリナのメールは無事復活できたが、セキュリティ上、メールソフトを変えた方が良いと鈴木宇宙が言う。「どうすればいいのか、よくわからなくて」と答える沙名子に、次回本社に来るとき持って来て設定しますよ」と。鈴木宇宙は静岡の製造部にいるが、時々本社にやってくる社員だ。

それから何日か過ぎたある日、郵便局に出かけるため階段を下りていると「森若さん」と山田太陽の声がした。「経理部に行ったら、森若さんがいないので戻ろうとしてたんですが、どこへ行くんですか」半月前の山田太陽に戻ってるし、めちゃ明るい。

「わたしがいない時は、誰かに預けていただければ・・・」
「やっぱり、俺を避けているんですか」
と言われて沙名子はびっくり。避けているのは太陽の方だろう・・・と心の中で思う。

「避けてなんかいません。何でそうなるんですか」できるだけ平静な声で聞いた。
太陽は真剣な声で言う。「連絡くれないからですよ!連絡下さいって書いたの、俺・・・結構本気で待ってたんですけど。こういうの、はっきりさせておかないと気持ち悪くて。嫌いなら嫌いって返事が欲しい」

「連絡って何ですか?」沙名子はびっくりして聞き返す。
「付箋貼ってあったでしょう、ノートパソコンに。剥がれたらいけないと思って、丁寧にセロテープも使って貼ったんです。あのパソコン森若さんしか開けないでしょう?」

実は・・・経理部の佐々木真由は、有本マリナが森若沙名子のパソコンから、何かをぴっと剥がして、ゴミ箱に捨てるのを見ていたんです。ただ、その時佐々木真由は、電話で話をしていたので、「何かいけないことがあった・・・?」と気になりながら、マリナのことを思い出せず・・・失念。

「わたし以外は開けませんが、休み明けにパソコンを開いた時、山田さんの付箋はありませんでした」森若沙名子は、犯人は有本マリナだと思った。

休んだ翌週の月曜日、”メール削除して下さい”と書かれた有本マリナの付箋を見ただけだから。
山田太陽の付箋を剥がして、有本マリナは自分の付箋を貼り付けたのだと確信。

なんなんだよあの女。不細工、厚化粧、見掛け倒し、仕事出来ない、頭の回転悪い、社長の愛人の噂あるけどそうかも。せこい画策して、会社のお金で高いバック買って。人の人生邪魔するな!こっちは必至だって言うのに』・・・森若沙名子は心の中で、有本マリナを思いっきり罵倒しまくった!

太陽にメールを待つと答えた沙名子!流れは変わるのかと不安になった!

「休み明けにパソコンを開いた時、山田さんの付箋はありませんでした」
「ええええ、何ですか、それ本当ですか!」
太陽は驚いているが、森若沙名子が有本マリナを罵倒した心の叫びをを聞いたなら、もっと驚くはず。

告白されそうになった時から、沙名子は心のどこかで太陽からの連絡を心待ちにしていたはず。だから、付箋を剥がしてしまった有本マリナを、心の中で、思いっきり罵倒したのでしょう。

「わたしは、社内で連絡をもらって無視するようなことはしません。どんな内容のものであっても。できないことはできないと言いますので」そう言うと、沙名子はエレベータホールから社外に出た。

「まいった・・・そうなのかよ。そうだよな・・・俺てっきり・・・馬鹿すぎるよな」
太陽は驚きながらも嬉しそうに、森若沙名子に肩を並べて歩く。
「避けているように見えましたか」
「見えました。俺の間違いです。意識しすぎちゃって!すげえ、勘違い!」

「俺、前にも言ったけど、森若さんと話がしたいんです。ふたりで!あの、今日の夜はむりですよね・・・定時は無理か・・・八時からだとか・・・うう、待てるわけないですよね、むりですよね」勝手に喋りながら嘆く太陽。

「無理です」と答えながら、このままだとすれ違ったままになってしまうと思った沙名子。
「でも来週なら大丈夫です、山田さん」
「予定、空いていますか森若さん?!」がっくり肩を落としていた太陽の顔がぱっと輝く!

「わかりませんが、山田さんが早めに帰れる日がわかれば調整できると思います。コーヒーじゃなくても、食事でも、どっちでもいいので」と答えた沙名子は自分の言葉に驚ろいていた。

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”なんでこんな曖昧なこたえかたをするのだ・・・わたしは”
”気を持たせているのか。何のパフォーマンスだ。どこでこんな言葉を覚えた・・・”
自問自答する沙名子は、自分で自分の言葉に動揺していたのです。

「わかりました。来週ですね、メールします。月曜日では早すぎますか?」
「アドレス、消してないんですか?」
以前、太陽は営業部の中島希梨香から聞いた沙名子のアドレスを消すように、言われていた。

「うわあ、ここでそれきますか・・・消せなかったつーか・・・消した方がいいですかやっぱり。もしそうなら、この場で消しますけど、連絡はどうすれば・・・」
「いえ、メールお待ちしてます。太陽さん」

わっかりましたあ・・・の声を残し、太陽は喜びのあまり飛び跳ねるように、会社に向かって走って行く。

”流れが変わる。これで変わったのだろうか。これくらいのことで・・・わたしは上手くやれたのだろうか・・・”と、急に不安に襲われる沙名子。

まとめ

「これは経費で落ちません」原作は「1巻」~「6巻」。
1巻あたり4話で構成されています。5巻だけが5話まであり、合計すると25話。

ドラマは時間が限られているので、森若沙名子と山田太陽の、ゆっくりスペースの恋を描くのはかなり無理があると思います。そこで、原作に沿う形で、森若沙名子と山田太陽の恋に特化して抜き出しました。

とても美人で可愛いのに、気がつかない人が多い。山田太陽はある時、ナチュラルで美しい森若沙名子に気がついて、恋してしまった。そして、ようやくメールでデートの約束ができるところまでこぎつけたのです。

月曜日の午後2時過ぎ・・・
腕時計に目をやりながら森若沙名子は、早く仕事が終わらないかな・・・と思っていました。
早く終わって欲しい気持ちと、このままでいいような気持が入り混じって、心がざわざわしている。つまり、そわそわして落ち着かない・・・そんな感じかな。

実は今日、山田太陽と午後6時45分に待ち合わせしているのです。
待ち合わせ場所は、2駅離れた「ドトール」。
近くに、山田太陽お勧めの和食店があるらしい。

「森若さん、今日、髪巻いてます?」佐々木真由に言われた時、いつもよりしっかりとカールを巻きすぎたかも知れないと思って、髪にふれてみたりした。デートなので気合が入っていたかも・・・

森若沙名子と山田太陽の恋は、どうなっていくのか楽しみ!

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