ATPツアー・ファイナルが11日、ロンドンで開幕。
錦織圭選手が、4年8か月ぶりにロジャー・フェデラーに勝って、喜んだのもつかの間、ケビン・アンダーソンに衝撃的な負けを喫し、更に、ドミニク・ティエムにも負けてしまいました・・・

年間成績上位8人で争われる男子テニスの今季最終戦ATPファイナルフ。グループ・レイトン・ヒューイットの予選ラウンドロビンの戦い。

1戦で、錦織圭選手は、ロジャー・フェデラーと対戦して、「7-6、6-3」のストレートで破りました。

2戦目はケビン・アンダーソンとの戦いでしたが、今迄見たことのない錦織圭選手がいました。「0-6 1-6」のストレート負けでしたが、錦織圭選手の、ここまで酷いスコアを、過去に見たことがありません。2セットでサービスゲームが1本しか取れないなんて・・・

ロジャー・フェデラーを破り好スタートを切っていた錦織圭選手の、あまりにも衝撃的な負け方でしたが、「ボールがわからなくなった」と言う錦織圭選手。一体何が起きていたのでしょうか。

第3戦、ドミニク・ティエムにもストレート負けした錦織圭選手。いつもは粘るのに簡単に負けてしまった。

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2年ぶり4度目のATPファイナルズ出場を果たした錦織圭選手ですが、2014・2016年には決勝トーナメントに進出しているので、とても期待していました。でも、敗退が決まり残念でなりません。

ロジャー・フェデラーに勝った後のインタビューで、錦織圭選手は「勝ててうれしい。第1セットはリズムはつかめなかったが、第2セットはいいプレーをできた。この2カ月で2度負けていたがより攻撃的に行けた。この勝利を自信にして次も戦いたい」と語っていました。

2014年3月のマイアミ・オープン以来、実に4年8カ月ぶりにロジャー・フェデラーを破り、連敗も6でストップさせた錦織圭選手でしたが本当に残念!

しかし、ケビン・アンダーソンとの戦いは、錦織圭選手にとって「悪夢!」以外の何者でもないでしょう。本人も何が起きたのかわからない状態のようでしたから。「0-6、1-6」のストレート負けは悪夢です。

そしてまた、ドミニク・ティエムにも負けるなんてショックです。しかもストレート負けですよ!「1-6、4-6」なんて悔しすぎます、あまりにも酷い。

だけど負けてしまったことは確かだし、取り戻すことはできません。どのような戦いだったのか、まずロジャー・フェデラーを破り、好スタートを切った試合から振り返ってみましょう。

錦織選手ロジャー・フェデラーとの戦い!

過去6度の優勝を誇るロジャー・フェデラーに対し、錦織圭選手は序盤からポイントを取ると、ガッツポーズで自身を鼓舞しているように見えましたね。

ロジャー・フェデラーも錦織圭選手も、相手にブレークチャンスを与えない緊張感のあるサービスキープが続きましたが、錦織圭選手はサーブ・アンド・ボレーをトライするなど果敢に攻めたてました。

第1セットは、タイブレークまでもつれましたが、「信じられる?!」と海外メディアを驚嘆させたのは、錦織圭選手の片手バックハンドで決めたダウンザラインでした!

コースぎりぎりに決まったロジャー・フェデラーの強烈なリターン。錦織圭選手は身体と腕を、目一杯伸ばし、片手バックハンドで打ち返したコントロールショットで、見事なダウンザラインを決めてみせました。ロジャー・フェデラーは追いつけず、このゲームを取った錦織圭選手は第1セットを先取しました。

♢ダウンザライン:テニスコートの端でサイドラインに沿うように打つこと。

2セットは、第1ゲーム・第2ゲームで、ロジャー・フェデラーと錦織圭選手が、共にブレークを奪い合う展開となりましたが、ストローク戦に強い錦織圭選手は、力強いフォアハンドを武器にしてポイントを連取しています。

6ゲームでブレークに成功した錦織圭選手は主導権を握ると、ミスを重ねるロジャー・フェデラーから、4年8か月振りに勝利を奪い取り、好スタートを切りました。

試合前に海外メディアから指摘されていた弱点を、錦織圭選手は、修正してきたように感じました。指摘されていた弱点は、「フォアハンドのリターン」でした。

下記画像元のアドレス ⇒ https://is.gd/QZ24Tl


「フォアハンド能力と、どれだけ素早くリターンできるかだ」ということに加えて、「特にフォアハンド側で、もっとボールを深く打ち込む必要がある」と言われていました。

試合後、日本人ライターのインタビューの中で、「ボールが浅いと誰よりも早く攻める選手なので、ボールの深さは一番大切かなと思いました」と、錦織圭選手は話しています。つまり、指摘された弱点を意識して修正し克服していたのではないでしょうか。

あの、見事だった片手バックハンドで決めたダウンザライン!あれこそ素早いリターンそのもの。松岡修造氏も「超半端ない!片手バックハンドエース!」だったと絶賛!そして、「あれが勝敗を分けたスーパーショットだ」と話しています。

そしてまた、この日錦織圭選手は何度も、ロジャー・フェデラーが打てない、深いところにボールを打ち込み、ミスを誘っていました。

ロジャー・フェデラーと錦織圭選手は、過去に10度対戦していますが、錦織圭選手の27敗となっています。錦織圭選手がフェデラーを破ったのは、2014年のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)が最後で、6連敗中だったのですが、ここでストップ!

錦織圭選手とロジャー・フェデラーの過去10試合

下記は、過去に10度目対戦した錦織圭選手 と ロジャー・フェデラー の対戦成績です。

2018年の対戦成績。
パリ・マスターズ準々決勝 :ロジャー・フェデラーが「 6-4 6-4 」で勝利。 
上海マスターズ準々決勝 :ロジャー・フェデラー が「6-4 7-6 (7-4)」で勝利。

2017年の対戦成績。
全豪オープン4回戦 :ロジャー・フェデラーが「 6-7 (4-7) 6-4 6-1 4-6 6-3 」で勝利

2015年の対戦成績。
ツアーファイナルズ予選RR ロジャー・フェデラーが 「7-5 4-6 6-4 」で勝利。
2014年の対戦成績。
ツアーファイナルズ予選RR: ロジャー・フェデラーが「 6-3 6-2 」で勝利。
ゲリー・ウェバー・オープン準決勝:ロジャー・フェデラーが「 6-3 7-6 (7-4) 」で勝利。
マイアミ・オープン準々決勝:錦織圭選手が 「3-6, 7-5, 6-4 」で勝利しています。

2013年の対戦成績。
ムチュア・マドリッド・オープン3回戦:錦織 圭選手が「6-4, 1-6, 6-2 」で勝利しています。

2011年の対戦成績。
スイス・インドア決勝:ロジャー・フェデラーが 「6-1 6-3 」で勝利。

最初の頃は勝てていた錦織圭選手ですが、何故か勝てなくなっていましたね。今回ストレートでロジャー・フェデラーから勝利を奪ったことは、とても素晴らしいの一言!

今迄錦織圭選手は、ロジャー・フェデラーを「リスペクト」し過ぎていたと思います。でも今回は、「リスペクト」と「勝負」をしっかり区別して戦いました。

「勝たなくてはいけない試合だった」と語った錦織圭選手。リスペクトと勝負は別物であることに、ようやく気がついた・・・気がします。だからこれからは、ロジャー・フェデラーから、どんどん勝ち星を挙げることが出来るはず。

錦織圭選手とケビン・アンダーソン!エッ 64分で終了?!

そして、ケビン・アンダーソン(ランク6位)と対戦する錦織選手ですが、何としてもグループのトップで、決勝にコマを進めて欲しいですね。

男子テニスの最終戦 Nitto ATPファイナルズ。
11月13日、グループ・レイトン・ヒューイット予選ラウンドロビン第2戦が、行われました。
第7シードの
錦織圭と第4シードのケビン・アンダーソンは、ツアーで9度目の対戦で、過去の対戦成績は錦織圭選手の5勝3敗となっています。

この日のアンダーソンのショットはめちゃめちゃキレていました。錦織圭選手は、第1セットを0-6で落とすと、第2セットも簡単に5ゲームを連取されてしまいます。

そして迎えた第6ゲームは、錦織圭選手のサービスからのラリーとなり、フォアを打ち合う展開となりました。錦織圭選手は強烈なフォアハンド打ち込みましたが、ケビン・アンダーソンは、錦織圭選手が打ち込んだコースに、更に上回る角度をつけてクロスをきめました。

錦織圭選手は追いつくことが出来ません!203センチのケビン・アンダーソンはこぶしを握りガッツポーズ。
ATP公式中継サイト「
テニスTV」でもこのシーンを公開しているのですが、ファンからは驚きの声が上がっているそうです。

「アンダーソンは絶好調」
「悲しくも、ニシコリは全く機能していなかった」
「ニシコリ最悪のパフォーマンス」
などの声が沢山あったと言います。

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錦織圭選手はロジャー・フェデラーに勝って喜んだのもつかの間、第2戦では「0―6、1―6」で、まさかまさかの完敗でした。

観客席から大きなため息が漏れ、コートの中心では錦織圭選手もため息をついていました。天を仰ぎ、首を振り、あまりの出来事に呆然とたたずむ錦織圭選手。2メートル3センチの長身から打ち込まれるショットに、なすすべもなく、錦織圭選手は狂った歯車を元に戻すことが出来ず、あっという間に試合終了。

いつもは粘る錦織圭選手が、わずかに1ゲームしか奪えず、64分で終えた試合が今迄あったでしょうか・・・「悪夢!」ですね。錦織圭選手本人が何が起こったのかわからない状態・・・でしょう。

次に錦織圭選手が戦うのはドミニク・ティエムですが、ケビン・アンダーソンと対戦して、第 1セットは 3-6  第 2セットは6-7で、ケビン・アンダーソンに負けています。後がないドミニク・ティエムは決死の覚悟で挑んでくるでしょうね。

錦織圭選手は、ロジャー・フェデラー戦で勝利を収めたものの、「内容は正直良くなかった」「ベストではなかった」と話していたそうですが、やはり残っていた不安が吹き出してしまったのでしょうか。

やっとロジャー・フェデラーに勝てたのに、準決勝進出さえも危ぶまれるなんて、ファンの誰一人として考えてもみなかったでしょう。でも、前を向かなきゃなりません。ドミニク・ティエムとの対戦が待っているのです。何が何でも勝ち残らなければならない錦織圭選手ですが・・・

一方、錦織圭選手に勝って2勝したケビン・アンダーソンは誇らしげに語っていました。「ベストの出来だった。プレッシャーをずっとかけ続けることができた。素晴らしい気分だ」と。

そしてまた「子供のころからずっと夢見ていた大会で、ここへたどり着くまでの道のりは、とても長かった。今はとてもワクワクしている」と笑いながらも、瞳の奥には、第3戦で戦うロジャー・フェデラーの姿が浮かんでいたのかも知れない。

錦織圭ドミニク・ティエムに破れ 準決勝進出も消えた!

男子テニスATPファイナル シングルスの1次リーグ、グループ・レイトン・ヒューイットで世界ランキング9位の錦織圭選手は、第2戦のアンダーソン戦で「0-6, 1-6」と惨敗していました。

中1日で迎えたこの日も、第2戦の悪い流れを断ち切ることが出来ず、ドミニク・ティエムに「1-6、4-6」のストレートで負け! 錦織圭選手は2年ぶり3度目の準決勝進出を狙っていましたが、俄然厳しい状況に追い込まれてしまいました。

錦織圭選手は、第1セットの第2ゲームでいきなりブレークを許すと、第6ゲームでもブレークを奪われてしまい、第1セットを「1-6」で落としていました。第2セットも、3-3で迎えた第7ゲームでティエムにブレークを許すなど、精彩を欠いた戦いで「4-6」、第2セットも取られ敢え無く敗戦。

第2戦の錦織圭選手はほぼ自滅。最初のサービスゲームを連続ダブルフォルトして、ミスからブレークされてしまいます。そしてまた第2セットもミスから自滅しています。錦織圭選手が得意とする、ストローク戦に持ち込めなかったのが敗因でしょうか。

錦織圭選手は話していました。「ほぼ試合にならなかった。ミスが(出るのが)早かった。今日はティエムもいいプレーをしたが、それ以前に自分のミスが早かった」と。

そして、16日午前5時(日本時間)から行われた、ロジャー・フェデラーとケビン・アンダーソンの試合で、アンダーソンはストレート負けでしたから、錦織圭選手の準決勝進出は泡沫のごとく消えました。

万に一つ、ケビン・アンダーソンがロジャー・フェデラーにストレート勝ちしていたら、1勝2敗が3人になるため、錦織圭選手にも微かな希望の光が見えたでしょう。でも残念ながら現実は厳しい!

試合を振り返った錦織圭選手は「内容的に3試合とも良くなかった。最後まで感覚がつかめず終わった。葛藤の1週間だった」と。「パリの後に休養をとったし体調に問題はなかったと思う。理由は分からないけど、コートだったりボールだったりと合わなかった」と話しています。

初戦でフェデラーから4年8か月ぶりの勝利を挙げ、連敗も6でストップさせるなど、好スタートを切ったように思っていたのですが、実際にはもがき苦しみながら勝ったのですね。

準決勝進出は逃してしまった錦織圭選手ですが、それでも、昨夏の右手首故障から復帰した今季の戦いは、9月の全米オープンで4強入りを果たすなど見事に復活。「十分すぎる1年だった。ここに出られなくてもおかしくなかったから」と、それなりの充実感はあるようでした。

まとめ

ATPツアー・ファイナルが11日、ロンドンで開幕。
錦織圭選手が、4年8か月ぶりにロジャー・フェデラーに勝って、喜んだのもつかの間、ケビン・アンダーソンに衝撃的な負けを喫し、更に、ドミニク・ティエムにも負けてしまいました・・・

年間成績上位8人で争われる男子テニスの今季最終戦ATPファイナルフ。グループ・レイトン・ヒューイットの予選ラウンドロビンの戦い。

1戦で、錦織圭選手は、ロジャー・フェデラーと対戦して、「7-6、6-3」のストレートで破りました。2014年3月のマイアミ・オープン以来、実に4年8カ月ぶりにロジャー・フェデラーを破り、連敗も6でストップさせました。

2戦目はケビン・アンダーソンとの戦いでしたが、錦織圭選手は、今迄見たことのないような負け方をしました。「6-0 6-1」のストレート負け・・・ここまで酷いスコアを、過去に見たことがありません。2セットでサービスゲームが1本しか取れないなんて。

ロジャー・フェデラーを破り好スタートを切っていた錦織圭選手の、あまりにも衝撃的な負け方でしたが、第3戦、ドミニク・ティエムにもストレート負けしてしまったのです。そして準決勝進出の望みが絶たれ、錦織圭選手の今季が終了しました。

錦織圭選手は故障してから筋トレをはじめ、疲れにくくなり、怪我をしないようになったと話していましたよね。来期に備えて十分な筋トレを積み、今季よりも更にパワーアップした錦織圭選手を魅せて欲しいと思います。来期こそはATP ファイナルの頂上を奪い取れるように頑張れ!

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