” 後は任せた”と叔父が去り修平が理事長に!小泉孝太郎主演 病院の治し方 第2話~!

ご覧になりましたか
「病院の治し方~ドクター有原の挑戦~」第一話と第二話を。

第一話は、有原修平が理事会に乗り込み「このやり方では病院は続かない!」と異を唱えますが、叔父の有原健次郎は「東京に行った部外者が口を鋏むな」「東京の大学をやめて戻ってくる覚悟があるのか」と語気も荒く叫ぶ。

その場で反論せず、一度は理事会室から退出した有原修平ですが、しばし考えを巡らすと、意を決したように再び理事会室に戻ると、叔父の「理事長解任」を求め「新理事長に立候補します!」と宣言。解任を求められた叔父の有原健次郎が唖然と修平を見つめる・・・ところで終わりましたね。

病院再生のため辛い決断を下した有原修平・・・

第二話・・・
叔父の有原健次郎は「和解したふりをして、裏切るつもりだったんだ・・・」と修平を睨む。しかし「裏切りとは、病院が崩壊していくのを、手をこまねいて見ていることです」と言う修平に「わしも努力はした!立て直すつもりで・・・」力なく言う有原健次郎。

「しかしおじさんの経営のもとで赤字が膨らんだのは、紛れもない事実です」と言う修平に、「病院のつながりを分断して評判を落としたのは副院長じゃないか!」事務長が怒鳴る。「地元の業者を切捨てて病院は恨みをかってるぞ!」と他の理事が叫ぶ!

修平は「そういうなれ合いが、病院の経営を圧迫してきたんです」と指摘。
叔父の有原健次郎は「こっちにも策はあったんですよ。副院長が横槍を入れなければ、銀行の支援を受けた再生プランを理事会に提案できたんだ」と大声を張り上げる。

「しかし、そのプランは利益を優先するファンドで、病院を売り渡すものでしかありませんでした」修平の言葉に対して有原健次郎は、もう何も言えなかった。

「わたしは経営を根本から立て直し、医療法人として有原病院を全国に誇れる医療施設に作り変えたいんです。メインバンクの信甲斐銀行からは、すでに支援の約束は取り付けました」と周平。「銀行が?!」叔父の健次郎は驚いたように修平を見た。

頷きながら「猶予はありません。すぐに再建に取り掛からなければ!」修平は言い切った。促すように叔父健次郎の顔をしっかりと見つめ、さらに「病院は消滅するかも知れないんです・・・」と。

そして修平は理事会メンバーの正面に立ち「手遅れになる前に、わたしに改革のチャンスを下さい!」と訴えた!

事務長が「出来もしないくせにっ!」と吐き捨て「あなたこそが病院を崩壊させる元凶だっ!」と喚きながら修平を指差す。それを制した有原健次郎は椅子に座り直し姿勢を正すと、静かに言った「では、緊急議案の欠を取りましょう」。

まだ議論が尽くされてないと言う修平に「もう十分だっ!」強く言い切った健次郎は、理事会メンバーに向かい「副院長の理事就任に賛成の方挙手をお願いします」と発言。

挙手したのは有原修平を含む3人。理事は7人いる・・・「反対は4人か、議案は却下だな・・・」事務長が発言し、修平は無念の表情で挙手していた手をおろした、まさにその時・・・有原健次郎が挙手。「ええっ」驚く事務長。

修平も思わず叔父・健次郎をまじまじと見つめた。

有原健次郎は力強い声で「理事7名。賛成4名で議案は認可されました。これをもってわたしは、理事長院長の職を退き、今後は・・・」と言葉を切り、穏やかな表情で修平の顔を見ながら「有原修平氏がその任に当たります!」と言い渡したのです。

叔父・有原健次郎は病院を去る覚悟を決めたのだ。

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病院再生への思いは健次郎も同じ!修平に「後は任した」と告げて去った!

修平は、理事会室から出ていく叔父・健次郎の後を追った。
二人は病院の庭にあるベンチに並んで座る。

「叔父さん、どうして賛成してくれたんですか」
「お前と俺、どっちがリーダーにふさわしいか、理事の一人とした判断したまでだ」健次郎の言葉には、もう未練は感じられなかった。一抹の寂しさは漂わせていたが。

ベンチから立ち上がると有原健次郎は言った
「病院を守りたい。その思いは俺も同じだよ・・・」
「一線を退いて頂くことにはなりますが、今後は顧問として・・・」
言いかける修平の言葉を遮り、
「形ばかりの名誉職などはいらん。俺だって医者の端くれだよ!」と胸を張った。

「叔父を追い出した血も涙もない男・・・そう非難されてもお前は、やるべきことをやり抜け!その覚悟がなきゃ、病院再生など夢物語だ!」「はいっ!」叔父の思いを受け止めうなづく修平。

「昔の野球部の仲間に長野で精密機器の工場をやってる奴がいるんだ。そいつから、常勤の産業医を紹介してくれって頼まれていたんだ。俺が行くと歓迎してくれるよ。事務長も連れて行く。お前の下じゃ安井だって身の置き場が無いだろう・・・」

健次郎は、改革をすすめる修平にとって、事務長が不要な人物となることは目に見えていた。修平のためにも、また、長い間事務長として健次郎を支えてきた安井の事を考え、はじき出される前に拾ってあげようと思ったのは、有原健次郎の優しさでしょうか。

ベンチに座っている修平の真ん前に立った健次郎は、「俺は中継ぎで登板して失点した!だけど、まだ挽回できないほど酷い状態じゃない・・・そうだろう」やさしい笑みを浮かべながら、修平の顔を覗き込むようにして言った。

立ち上がった修平は、叔父・健次郎と向き合いながらうなづき「はいっ!」と。
すると健次郎は唇をギュッと結び拳を固めると、修平の胸を軽く叩いた。
じっと見つめ合う二人の脳裏には、走馬灯のように色々な思い出が、駆け巡っていたに違いない。

健次郎の「後は任した!」という言葉に修平がうなづくと、有原健次郎はきびすを返し足早に病院に向かってあるき始めた。そして病院に入る直前・・・くるりと振り向きボールを投げる仕草をした。

子供の頃健次郎と度々キャッチボールをしていた修平は、ボールを両手で受け取る仕草をしながら「叔父さん・・・」胸にこみ上げるものを感じながら叔父を見つめると、健次郎もまたしっかりと修平の顔を見つめていたが、やがて背を向け病院の中に消えた。

「ありがとう!叔父さん・・・ありがとうございました」修平は万感の思いを込めて叔父の後ろ姿に感謝の一礼。

このシーン、きっといつまでも心に残っているだろうな・・・と思った。
わけもなく胸に迫るものがあり、ぐっとこみ上げてくる熱い思いを抑えきれず、感動の涙がポロリ・・・と流れ落ちてしまったから。

理事会室から叔父の後を追いかけ、叔父の後ろ姿に一礼するまでの一連のやり取りは、とても重要な部分じゃないのかな・・・

健次郎が最後まで反対していたら、修平の改革は、もっともっと回り道をしていたかも知れないのですから。潔く身を引いた叔父・有原健次郎の決断が改革に一役買ったようにも思います。

叔父・健次郎が潔く、甥の修平に病院再生を託したことで、修平は心置きなく改革に挑めるようになった。しかし、戦いはこれからだ。のんびりしてはいられない、猶予がないのだから。

修平が倉嶋亮介につげた!貴男のことは僕が守ります!

銀行副頭取の米田正光との約束では、病院をサポートするため、事務長のプロが派遣されることになっていたのです。しかし、やってきたのは、信甲斐銀行 融資部次長の倉嶋亮介(高嶋政伸)だったのです。

倉嶋亮介は出世を目指していた人物です。倒産寸前の病院に島流し同然に出向することになって・・・一日も早く信甲斐銀行に戻るぞと心に決めていました。

有原修平は病院スタッフを集め、今後の改革について三つの理念を掲げることを宣言し倉嶋亮介を紹介。ところが「リストラにやってきた」と病院関係者は冷ややかな態度。

銀行から出向してきた倉嶋亮介が事務長になり、人件費削減が必要だと判断して幹部会議で提案。しかし「病院を分かっていない」と大反発されてしまう。倉嶋亮介は、改革は最初から暗礁に乗り上げたと感じ、人権費の削減問題は一度取り下げようと有原修平に提案。

しかし修平は、人事制度そのものを見直すことを決意しました。それは、妻の志保(小西真奈美)が感じた、ちょっとした疑問がきっかけだったのですが・・・

有原修平は人事制度改革案について「一ヶ月以内に方針をまとめて下さい」と、倉嶋亮介と総務部の砂岡武雄に指示を出す。「ええっ、1ヶ月で!」と驚く倉嶋亮介と砂岡武雄修平。しかし修平は笑顔で「よろしくお願いします」の一言。

倉嶋亮介は「出来るわけがない」と思いながら、修平から手渡された何冊かの人事改革の書籍をパラパラとめくって驚いた。すべての書籍の必要箇所ににマーカーがひいてあり、あちこちにメモした付箋が挟まれてたのだ。

「本気だ!院長!」目が冷めたように倉嶋亮介は、あちこちの書籍売り場を周り、めぼしい書籍を買い集めていたら、行く先々で総務部の砂岡武雄と鉢合わせ。

砂岡武雄も有原修平の本気度を感じ取り、人事改革案に役立つ書籍を求めて走り回っていたのだ。ついに二人は協力して人事案を作り上げ提出する。

二人の作成した人事案を「よく1ヶ月ここまでやりましたね。お見事!」と有原修平は称賛。人事改革案の説明会は、難しい医師たちから始めたることに決めました。そして五回の説明会を開きましたが、誰一人やってきません。

倉嶋亮介と砂岡武雄が「今回も駄目か・・・」と片付け始めた時、集団でやってきた医師たちは、倉嶋亮介に「銀行に帰れ!」と迫る。そこに戻ってきた修平は「せっかく来ていただいたのですから、人事案を説明しましょう」と。

修平の言葉に促され、席についたのは二人の医師だけで、残りの医師は引き上げてしまった。中には座ろうとしていた医師もいたのですが、背中を叩かれて引き上げて行きました・・・

倉島亮介が院長室に入ると「いけますよ、倉島さん!人事制度改革、必ずやれます!」修平は自信に満ちた言葉で語りかけた。「きょうの会議室で、自信から確信に変わりました」と言う。

修平は「二人の医師が理解を示してくれた」と言った。
「たった二人・・・ですよ」と言う事務長の倉嶋亮介に、笑顔を向けた修平は言い切りました。「二人も、なんです! 2.6.2の法則では成功なんです。どんな提案も全員が賛成するなんてありえない」

修平の言葉には自信が溢れていました。「どんな提案でも2割は反対します。賛成が2割いれば残りの6割は、いずれついてくる。10人の医師のうち2人が理解を示してくれました。これはいけるということなんです!」

修平は「10人一度まとめて説明するというのは横着過ぎました。今後は3人づつの面談にしましょう」と言う。「わかりました。医師のスケジュールを組み直します」と答えた倉島亮介は、院長室の出口に向かって歩き出した。

「倉島さん!」修平の声に倉島亮介が振り返ると「今日のようなことは今後もあると思います。でも、ひるまないで下さい。貴男のことは僕が守ります!」

「院長・・・」
1日でも早く銀行に戻りたいと思いつつ事務長になった倉島亮介は、どのような思いで、修平の言葉を聴いたのでしょう・・・

一つのチームとしてカバー!修平の改革が始まった!

医師の説明会を3人づつの面談にしたことが功を奏し成功に近づいていた。「次は看護師の番だね」砂岡武雄と看護師長が話し合っているところに、看護師がまとまって押し寄せ、次々離職届を提出。

多くのベテラン看護師の離脱に、倉島亮介と砂岡武雄や看護士長が慌てふためくのを制し、「改革の意思がない人を引き止めてもお荷物になるだけ。病院の常識を一気にひっくり返しましょう!」と、修平の目がランランと輝く。

しかし、看護師不足に直面している今を切り抜けなければならない。
今のメンバーでなんとか出来ないかと言う修平に、看護師長は「無理です。現状でも看護師は過重労働なんです。みんなが潰れます!」。

「だったら病院全体でカバーすると言うのは・・・」「えっ!」「病院は一つのチームです。看護婦の負担を他の部署で補うことは出来ないでしょうか」修平の言葉に、「そういえば、資格がなくても出来る仕事まで看護師が任されてますよね・・・」と看護師長。

うなずいた砂岡武雄が「そうか、みんなで分担すれば、当面はなんとかなるか」と。「今まで看護士さんがやっていた採血などは、医師にも協力してもらいましょう」と修平。

そこで、看護師長は看護師たちに「先生や事務方さんにも協力をお願いしています。何を優先するかを考えて、無駄なく動けるようにしましょう」と説明。

総務部長の砂岡武雄は、薬剤部と事務職を集めて説明。「看護師が分担していた医療材料の管理は総務部で、医薬品の補充管理は薬剤部でそれぞれ受け持ちます」

事務長の倉島亮介は医局(医師の控室)に赴き「お忙しいのは承知していますが、ご協力をお願い致します」必死の面持ちで頭を下げた。

医師の一人が「看護師の離脱を招いた責任はそちらにあるんですよ」と言う。「しわ寄せは迷惑です・・・と言いたいところだが、うちわの事情で、患者さんを放り出すわけにはいかないな!病棟での採血なんかは、検査技師と協力すれば、僕たちになんとかできるんじゃない」

同意してうなずいた医師と、助け舟を出してくれた医師は、一番はじめに人事改革案の説明を聞き、理解してくれた医師達だった。「よろしくお願いします!」倉島亮介は深々と頭を下げた。

このドラマのモデルになったのは、長野県にある相沢病院の最高経営責任者の相澤孝夫理事長ですが、実際の改革現場で「暴走特急」と呼ばれていたそうです。物事を決めるのが素早く、決めたら最後まで突っ走ると言うことからついたものと思われます。

このドラマは、丁寧で詳細な取材を基に、じっくりと作り上げられているので、試写会で視聴された医療関係者の方々が「これは、医療従事者に是非見て欲しい!」と絶賛されているほど、実にしっかりとした見ごたえのあるドラマ。

小泉孝太郎さんが演じる有原修平は、若き日の相澤孝夫理事長をモデルに、丁寧に描かれていると思われます。相澤孝夫理事長はドラマで見る有原修平のように、あっとおどろくような小気味よい指示をビシビシ出されていたのですね、凄いなあ!

相澤孝夫理事長が次々繰り出された新しい発想「まずは一番難しいところから着手しよう」「賛成が2割あれば勝算あり」「病院の常識は世間の非常識」などですが・・・次々とドラマの中で再現されていましたよ。

演じる小泉孝太郎さんは「暴走特急」と言われていた相澤理事長の熱いキャラを見事に演じています。歯切れよくビシビシと飛び出してくる孝太郎さんのセリフ。小気味よくて格好いい!
また高嶋政伸さんのいぶし銀のような演技もいいですね。

このドラマは無駄な描写がなく、要所要所で「トントン」とたたみかけるように仕上げて行くテンポの良さが見事です。局は違いますがテンポの良さは「相棒」に似ているような気がします。

第一話で修平が行った最初の改革を振り返ってみましょう!

第一話では・・・東京の有名大学病院でエリートドクターだった有原修平はキャリアを捨て、10億円の借金で瀕死の状態に陥っている、実家の病院の再建に向かって歩き出しましたが、数々のしがらみを乗り越えなければならない。

小泉孝太郎さんが演じる有原修平は、想像がつかないほどの素早い決断力があり、一度決めたら決して後へは引かない意思の強さを持つ。

有原病院では、医薬品と医療材料の金額が、経費の三割を超えており、他の病院に比べると遥かに高いため、使用している医材のチェックを徹底し、文房具屋事務機器の見直しも始めた。

医薬品の納入業者は五社・・・期限を10日間と決め見積書の提出を求めたところ、10日後に提出された見積書は、五社全てが同額。

そこで修平は再度、見積書の提出を求めましたが「もし次も談合した金額なら、五社全てとの取引を中止します。健全な価格調整が働かないなら、地元で取引する意味がない。薬は県外から取りましょう」と砂岡武雄に指示。

二度目の見積書の金額は、各社それぞれ違った金額になっていました。しかし、有原修平が決めた二社は、一番安値の見積もりを出した業者ではありません。

「おかしいだろう。一番安値は〇〇だろう」かみつく事務長に、「値段だけならそうなんです。しかし、MS化や医薬品の情報量を加味すると、この二社が優れていますから」と言い切る修平。

また、医療器具についても有原修平は、医師全員が統一された器具を使うようにすると宣言。すると、医師と看護師全員が集団で院長室に押しかけてきました。

「コストを下げられたら、医療の質を落としていいというのか!」
「それは逆です。コストを下げることにより、もっと良い医療を提供できると考えているんです」
「詭弁だな!コストを下げれば医療の質が落ちるに決まってる!」」

修平は一枚のパンフレットを見せた。「これは現在、うちの病院で使用している人工関節なんですが、他と比べると三割も値段が高いんです」

次にもう一枚、人工関節のパンフレットを見せると「実はこのメーカーのものと生産工場が同じで、品質も全く変わりません」「ええっ!」医師たちの間でざわめきが起こる。

「値段の違いは、メーカーさんのサービスの差だったんです。だったら、高い製品にこだわる必要はありませんよね」言いながら修平は医師たちを見回す。

「みんなが同じ製品を使うと仕入コストが安くなり、管理しやすくなるだけではないんです。Aと言う処置には必ずAを使うというルールを作れば、担当医やナースが変わっても、患者さんはいつも同じ安定した治療を受けることができるんです」

修平の話に医師達も「それならば」とうなづく。その時、看護師の一人が「なれない器具を使ってミスがおきたらどうするんですか」と発言して看護師たちが一瞬ざわついたが「そんなミスはしないで下さい。プロなんですから」言いながら修平は苦笑い。

その直後、事務長と財務部長が院長室に駆け込み「医師たちは丸め込まれてしまいました」と報告し、有原健次郎の顔が一瞬こわばった・・・

銀行副頭取の米田正光は修平を評価!バックアップ決めた!

第一話の終盤・・・
修平は、病院を訪れた銀行融資部次長の倉嶋亮介(高嶋政伸)から「短い期間で成果を出しましたね」と認められたが、「残された期間はそんなにありません」と言われる。

修平が東京で活躍している頃から、病院の売却問題は密かに進んでいましたが、有原修平が病院経営に携わるということで、銀行側は6ヶ月間だけ様子を見ると決めていました。修平に残された期間は残り3ヶ月・・・

そんなある日、銀行副頭取の米田正光(中村雅俊)から食事に誘われた有原修平は、父とは長い付き合いだったと聞かされた。

倒れる少し前に父は副頭取の米田正光を訪ね「融資」を依頼したという。

「しかし、良い返事は出来なかった・・わたしにも立場がある。銀行の運営を担うものとして、勝算のない投資はできない!だが、状況が変わった。君がトップに立って改革をすすめるなら、病院の未来ある可能性があるとわたしは見ている」

「そのためには、銀行のバックアップ、経営のプロが必要だ」
「はい!」
「君の右腕になる人物を。うちの銀行から提供してもいい」
「お力を貸していただけるんですか!?」
「但し条件がある」
「なんでしょう・・・」
「改革を阻む『負の遺産』は早々に断ち切ってもらいたい!わたしが言うまでもない、君が一番よく分かっているはずだ」

まとめ

願ってもない強力なバックアップを得て「負の遺産を切る」・・・決断の時がきたと考えた修平は、理事会で叔父の理事長解任を求め、自らが理事長に立候補したのです。

叔父・有原健次郎が潔く身を引いたことで、病院の改革がスタート。次々と難題がおこりますが、躊躇することなく立ち向かう修平。

夜間、老人ホームで食中毒を起こし、複数の患者が救急搬送されてきた。病院全体が一つになって、それぞれの仕事をこなし、翌朝には全員無事に退院させることが出来、修平がほっと一息ついていたころ・・・

事務長として銀行から出向した倉嶋亮介は、副頭取の米田正光と向き合っていました。
「君は、桐山常務が再生ファンドを今でも強く押しているのは知っているよな」
「存じています」
「君はどう思っている?!」
米田正光は倉嶋亮介を見つめ、鋭く問いかけた。
「あの病院の内状がわかるのは君だけだ。病院の再生は可能なのか!それとも無謀な挑戦に過ぎないのか。あの病院の価値と将来性を、融資を担当してきた銀行員として、君は、どう査定する?!」

倉嶋亮介は顔をあげ、まっすぐ正面の米田正光を見つめましたが、なんと返答するのか・・・
病院の命運は倉嶋亮介の一言にかかっているのです。

感情論で言うならば・・・銀行での出世を望み、出向を嫌がっていた倉嶋亮介のままだったら「挑戦は無謀です」と答えるかも知れない。

でも、修平の素早い決断力や実行力など人間性を高く評価し、修平の描くビジョンを感じとっていることを考えれば、「可能性はあります」と答えるかもしれない。

ただ問題は、銀行員としての「正しい評価」を求められているので、病院の内状を知っている倉嶋亮介の判断が、病院の未来を左右することは間違いありません。

倉嶋亮介の返答や如何に・・・といったところですが、倉嶋亮介の一言を待ちましょう。

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