多部未華子 私の家政夫ナギサさん ハグしたメイ!好きですと告白した田所を置き去り?

第六話のラストシーンでは・・・
メイがタブレットを届けてもらった時、「箸尾さん」と呼ぶ声にナギサさんの表情が一変。
目の前にいるメイのことも忘れ、「箸尾さん」らしき女性がメイとナギサさんの横を通り抜けて行くのを、じっと目で追うナギサさんの姿に「ナギサさんの傷、見つけたかも・・・」とつぶやいた。

第七話・・・
メイが率いるMRチームの説明会・・・ナギサさんが届けてくれたタブレットのおかげで、思っていたとおりに新薬の説明は出来た・・・筈だったが、最後に一人の医師から質問が飛んだ。しかし答えることが出来ず「宿題とさせて下さい」ということで、悔しい思いを残し終了。

オンコロジーチームを代表して同席した垣内から「あの程度の質問も予測していないなんて」と、厳しい言葉が浴びせられ、さらに「ここを取れるかどうかが天保山製薬全社の新薬採用に影響します。宿題の検討会を開きましょう」と提案され「承知いたしました」とメイが答えた。

MRの天馬あかりは「先に戻って調査の準備をしておきます」とメイに告げ、「僕も手伝います」と言う遥人と二人で資料が入ったダンボール箱を抱え足早に去っていく。

天馬あかりと遥人が乗る下りのエスカレータとすれ違うように、田所優太のチームが上がってきた。オンコロジーチームのサポートで「ラジオール」の説明会に向かうところだと言う。

薫とのデートで、メイのことが好きだとはっきり気がついた田所優太はメイを意識し過ぎていたし、「田所さんはメイのことで頭がいっぱいだよ」と薫から聞かされていたので、メイも『薫が変なこと言うから、意識するじゃん・・・』と、二人してお見合い状態になり会話が進まない。みかねた薫が、メイと田所それぞれにアドバイスをするのですが、どうも上手くいきません。

薫は階段を降りながらじれったそうに「中学生の初恋じゃないんだからさあ、スピーディーに行かないと。わたしは急ぎすぎて失敗したけど」と言う。階段を降りきったメイは、タブレットを受け取った時に見かけた箸尾さんを見つけて、「薫ごめん、先に帰ってて」大急ぎで箸尾さんの後を追いかけたが見失ってしまった。

夜のとばりが降りてきた頃、メイがナギサさんと箸尾さんのことばかり考えながら歩いていると、メールが入った。天馬あかりから『本日の宿題解決しました。添付をご確認下さい。OKだったら先方にアポ取ります』・・・と。

こんな時間まで天馬あかりと遥人は頑張って説明会の「宿題」に取り組んでいたのだ。メイから返信メールが届き「おっ、やった!OK だって」天馬あかりが嬉しそうに遥人に告げると「良かったです!」と大喜び。

「遥人くんも手伝ってくれたから助かった!」天馬あかりは遥人に感謝。「先輩こそ仕事が早くてびっくりしました」遥人の言葉に”ふふ”と笑ったあかりは時計を見て「じゃあ、今日はこれでおしまい!先に帰っていいよ」と言い、自分は席に戻りまた何かを始めた。

「まだ何かあるんですか・・・」尋ねる遥人に、「う~ん、何か勉強してると段々面白くなってきたんだよね」と言う。そんな天馬あかりを見つめる遥人の表情には、尊敬と憧れが入り混じっているようにも思える。遥人は雰囲気が柔らかくて何時もにこやかで凄くいい感じ。素直だし人一倍粘り強いがんばり屋さんだな。

メイはゴルフクラブが入った箱を抱えてマンションのエレベーターに乗り込んだ。ドアが閉まる寸前、ドアの隙間に手を入れて飛び込んできたのは田所優太。メイと田所は同時に「わあっ」と叫ぶ。

エレベーターの中で二人きりなのに一言も話さない。『なに、この気まずい感じ・・・』メイが思っていると「相原さん」「はいっ」「明日の予報は雨ですよ」「は・・・そうなんですか」とうなずくメイ。

「相原さん」「はいっ」「6階のボタン押してませんでした」お互いに意識しすぎて、エレベーターが動いてないのに気づいてなかったなんて、何だか漫画の世界みたい。

6階で降りると田所は「それは・・・」とメイが抱えている箱に目を向けた。「新しいパターが届いたので」「ゴルフやられるんですか」「ハイ。そんなに上手くはないんですけど」言いつつメイが歩きだすと「相原さん」又しても田所が呼びかける。

『来るっ!』メイは田所優太の真剣な顔を見て愛の告白をされると思ったみたい。ところが、メイの目の前で止まった田所は深々と頭を下げて「おやすみなさい」「あ、おやすみなさい・・・」つぶやくようなメイの声。表情には色んな思いが入り混じっているみたい。

メイに背を向けた田所が自分の部屋のドアを開けた途端、ゴルフバックがドサッと倒れて通路にはみ出した。

「あっ、大丈夫ですか」と言うメイに「大丈夫です!」と答える田所優太の慌てぶり。メイからゴルフボールを受け取り「すみません。あ、もう行って下さいっ」と慌てふためきながら「すみません!」と頭を引っ込める田所の姿も、まるでお笑いでも見ているように面白くて大笑いしちゃった。

ここまでの田所優太は、イケメンで冷静、何事もスマートで非の打ちどころがなかった。だけど、このゴルフバック事件?でみせた田所優太の慌てふためく姿とのギャップが面白過ぎる。瀬戸康史さんの演技最高!三枚目もいけますね、これからは。笑。

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弱みを握ると迫るメイ!根負けしたナギサさんが過去を語った!

会社の屋上で薫とランチを始めたメイ。お弁当の中を覗いてびっくり。見栄えのしない料理が並んでいたから。『いつもなら彩りも良くてバランスもいいのに・・・でも味はいつもどおり?』と一口食べて『不味い!まるでわたしが作ったみたいじゃん』。

メイがナギサさんの異変に気がついたのは、タブレットを届けてくれた日に箸尾さんを見かけてからでした。

ナギサさんはメイが帰宅しても気が付かず、心ここにあらずと言う感じでぼんやりと鍋の前に立っている。声をかけると初めて気がつき「お帰りなさいませ」と言ったが、鍋をみて「ああっ」っと叫ぶ。雑炊らしいが焦がしてしまい「つくりなおします」と。

「大丈夫、少しくらい焦げてても平気ですから」と言ったメイが、鍋の底をのぞいてみると真っ黒焦げ。『ナギサさん、大丈夫じゃないよ』心配していると、スープをお盆にのせずに運ぼうとして「熱っ!」と叫ぶなど、スーパー家政婦と言われているナギサさんからは想像出来ない姿・・・を見ていたのだ。

いつも美味しい料理を作ってくれるナギサさんなのに、彩もバランスも悪くて不味い弁当に、ナギサさんの異変を改めて感じているメイ。そこへ唯から電話が入った。「ナギサさんがしばらく休みたいんだって・・・こんな事始めてだしちょっと心配なんだけど、何か心当たりある?」と聞く。

ナギサさんが初めて休みを取ったと聞いたメイは、緊急事態だと感じた。「薫ごめん」とランチを切り上げ、ナギサさんの自宅へ駆けつけると門扉のところでチャイムを鳴らし、返答がないので門を開け玄関に着くとドアをノックしながら「ナギサさん」「ナギサさん」と大声で呼びかけた。

ドアノブに手をかけるとドアが開くみたいなので、思い切ってドアを開けると中から出てきたナギサさんとぶつかりそうになる。「ナギサさん・・・」メイの声は泣き声のように聞こえた。ナギサさんの身に何かあったのではないかと心配していたのだろうか。

「ナギサさん。今日はわたしがご飯作ります」メイはうなぎの白焼きの袋をみせたが、出来上がってきたのは白焼き用のうなぎをカリカリに揚げたフライでした。「揚げたんですか!」と驚くナギサさん。

ナギサさんは、フライにしたうなぎの白焼きを一口かじると「あえて境界線をひくとすればギリギリ人間の食べ物です」と言った。「それは失礼じゃないですかあ、いくらなんでも・・・」とむくれながら自分でも食べたメイは「うわあ、駄目だ!」と叫び、スープを口にするといきなり立ち上がりキッチンに駆け込む。

「メイさん、こんなところで油を売ってて大丈夫ですか」ナギサさんがメイの後ろ姿に問いかける。「はい、でもこれは、ナギサさんの弱みを握る絶好のチャンスなんで」と言いながら飲み物を手にして戻ってきた。

「弱み?」不思議そうな顔をするナギサさんにメイは「だってわたしばっかり、下着とか汚い部屋とか仕事の愚痴とか家族の揉め事とか、恥ずかしいところいっぱい見られてるじゃないですか。なのにナギサさんは自分のこと何も話さないなんて不公平ですよね」

「それはあえてメイさんにお話するようなことではありませんから」「それは嘘です。この前ナギサさんが病院で見かけた女性とここで見つけた可愛い手帳。ふたつが関係している。何か悩まれているんですよね」と畳み掛け「私のことは心配だからって必要以上に首突っ込むのに自分は勝手に休むとか言って逃げるつもりですか」と言うメイ。

驚いたように大きく首をふったナギサさんは「いいえ、そんなことは」・・・と。「これだけ一緒に時間をともにしてきたんです。少しくらいわたしのこと信頼してくれても良いんじゃないですか。こんなわたしでも、話を聞くことくらいは出来ます」とナギサさんを見つめるメイ。

ナギサさんが聞いた「さっきは弱みを握るって・・・」「はい、助けたりはしません。弱みを握るんです」と答えたメイは「わたし、それまで居座りますんで」テーブルを隔ててナギサさんの前に座った。

さらに「絶対帰らないんで!」と宣戦布告し、持っていた飲み物をテーブルに置いた。「はあっ・・・」とナギサさん。「メイさんには参りました。わかりました。お話します」

「話を聞くまでは動かない、居座ります」と言うメイに根負けしたナギサさんは、今迄は黙して語らなかったのですが、封印していた過去の扉を開けました。「MRになったきっかけからお話します」と語り始めた・・・

ナギサさんは、母が癌になったことがきっかけで最初に働いていた会社をやめ転職・・・MRの仕事をはじめました。途中採用にもかかわらずバリバリ好成績を揚げている優秀なナギサさんの噂を聞いて、やはり途中入社したと言う箸尾さんが声をかけてきたのです。

それからは仕事の話をするようになり、時々はランチもしたりするようになっていました。箸尾さんは何時も明るくやる気満々の女性MRでしたが、しかしある時、箸尾さんがうつむいて歩いていたり、声をかけても気づかず通り過ぎてしまうなど疲れた様子が続いていました。

ある日の夜、食事に誘いますが「食事を作る時間があれば勉強したい」と言う箸尾さんに「箸尾さんのお弁当も一緒につくりましょうか」と提案したナギサさん。

ところが、ナギサさんの仕事が忙しくなり出張することも多くなって、母の見舞いにさえ中々行けない状態が続いていたのです。そんなある日の夕方、病院から「お母様の容体が急変しました!」という連絡が入り、大急ぎでかけつけましたが、悲しいことに死に目に合うことは叶わず・・・

ナギサさんは「息を引き取る時、そばにいてあげることさえ出来ませんでした。母のためにと思って始めた仕事だったのに」と。母に対する・・・癒えることのない思いが心にある様子。

ナギサさんの母が亡くなった時、箸尾さんから「お通夜に行けなくてしみません」と連絡が入りました。その時、何か話したそうな感じで「ナギサさん・・・」と呼びかけた箸尾さんですが、しかしナギサさんに「キャッチ」が入ったのを知り、「大丈夫です。何も問題ないですから。みんなに迷惑かけないようにがんばりますから」と言った。

母が亡くなったことで、それに関する諸々の処理問題に追われていたナギサさんは、箸尾さんの話を聞くことは出来なくなってしまいました。後になって考えると、通夜の夜箸尾さんは、SOSを出していたのではないだろうかと、ナギサさんは悔やんでいるのです。

ナギサさんの話では「箸尾さんは激務のあまり心を病み、当時、箸尾さんと交際していた方が病院に連れて行かれたそうです。心療内科で診断書が出てすぐ彼女は会社を辞めました」と言う。

だから箸尾さんの心の病にも気づけなかった自分に無力を感じていたナギサさんは、メイには「おかあさん」として役に立ちたいと思って一生懸命だったのです。ナギサさんがメイを心配するのは、仕事に対する責任感と激務をこなす姿が箸尾さんと重なり心配していたからでした。

『そうか・・・わたしの仕事が忙しくなってナギサさんが変になったのは、そういうことだったのか』心の中でうなずいたメイが、花柄の手帳のことについて尋ねると「箸尾さんが会社を辞める時忘れて行ったもので、わたしの戒めですと言うなぎささん。

ナギサさんは、メイにタブレットを届けた日に見かけた箸尾さんが、未だに病院通いをしているのだと思い込み、自分を許してはいけないんだと、改めて思ったと言うのです。

「よくわかりました」何度もうなずいたメイは「ご飯食べてくださいね」と言い残しナギサさんの家を後にする。「メイさん!」ナギサさんはいきなり出ていったメイに驚くばかり。

『状況はバッチリ把握した。わたしに出来ることは・・・』メイの中ではやることは決まっていた。ナギサさんの心に深い影を落としている傷を治すために、どのようなことをやるのだろうか・・・

説明会 宿題は天馬の頑張りで完璧!メイに告白した田所を置いてきぼり!

説明会で「宿題」となっていた続説明会では、質問してきた医師も納得したが、説明会の時にこれをパット出していだだければよかっのですが」と言いながら、新たな質問をぶつけてきたがメイと天馬あかりは目で合図。

オンコロジー代表の垣内が「申し訳ございません」と言いかけるのを制するように、天馬あかりが「お待たせいたしました」タブレットを医師の正面に向けてから正確に説明。医師もうなずきながら耳を傾け充分に納得した様子で、タブレットを見ながら何やら書き留めている。メイのチームは面目を施し上々の成果を得たようだ。

前回の説明会では、言いたい放題だったオンコロジー代表の垣内は何も言えない。「これからも度々説明会があると思いますので、よろしくご指導お願いいたします」メイの言葉に「おつかれさま」とだけ言うと足早に去っていく。

「天馬、助かったよ!チーム支えてくれてありがとう!」メイが感謝。「わたしは当たり前のことをやっただけです」天馬あかりは笑顔をみせると「次のことがありますので」とその場を離れた。遥人も「では」と後に続こうとしたが「瀬川は待って!」メイが呼び止めた。

「安心して下さい。瀬川なんでもやりますよ」と遥人は親指を立てた。メイと遥人は広い病院を探し回ったが箸尾さんは見つからない。タブレットに書かれた似顔絵?をみせながら「見逃しているかも知れない」と言う遥人。「ありがとう!今日はもうこれくらいにしようか」「ハイ」「お疲れ様」「おつかれさまでした」遥人は去っていくメイを見送る。

翌日の土曜日、メイの姿はゴルフ練習場にありました。可愛いゴルフウエアに身を包んだメイは『やっぱり、そう簡単に見つからないよね・・・』といいつつ「気合を入れて、GO 」とドライバーを振り切った。「ナイスショット!」と声がかかり、ゴルフバックを肩に笑顔の田所優太が現れた。

実は昨夜「明日もしお時間があれば、ゴルフの練習いっしょにどうですか」と、田所優太からメールが入ったのだ。
「うまいですね!」「あっ、いえ、まぐれです、まぐれ」と謙遜するメイに田所は「来てくれて嬉しいです!」とにこにこ。

「ちょうどわたしもゴルフコンペの予定があって」というメイを笑顔で見つめていた田所が、急に真顔になるとあらたまった声で「相原さん」と呼びかけた。「ハイ」メイも真面目な顔で田所をみつめる。

田所はまっすぐにメイを見つめ「俺、相原さんのことが好きです!」と告げ、「こんなところで、こんなタイミングですみません」と頭を下げ、「自分に自信がないので、返事を聞くのが怖いので運命にゆだねようと思います」そう言うといきなり下を向きアイアンを手にした。

グリーンをクラブで指差しながら「あそこのグリーンに一発で乗せられたら・・・」と言って、メイの顔を見ながら「俺と付き合って下さい」と言う。いきなりなので戸惑ったメイは「あ、あの、いや・・」と口ごもり・・・『えっ、なにっ?! グリーンに乗ったら付き合う?!わたしが田所さんと?!』・・・メイの心は制御不能状態。

メイの心の声など知るはずもなく田所は打つことに集中し、しっかりと振り抜いた。メイも田所が打つのを見届けボールの行方を追いかけていると、メイのスマホが鳴った。

田所の打ったボールはまっすぐグリーンに向かって飛び、グリーンの手前側に乗ったようだ。「乗ったか・・・」言いつつ田所はボールの落ち際を確認すると「乗りましたかね、あれ・・・」と振り返ったのだが、メイがいない。よく見ると少し離れたところでスマホを持ち誰かと話をしていた。

「えっ!」メイの電話の相手は遥人だった。「いました。いましたよ箸尾さんて人が!」遥人はやや興奮した声でメイに告げた。「て言うか、なんであんた土曜日なのに病院にいるの、駄目だよ!」とメイ。「なんか、諦められなくて・・・だって相原さんにとって凄く大事なことなんですよね!」遥人の言葉にメイは声を飲む。「ありがと。すぐ行くから捕まえて」と伝え電話を切ると、田所を見ながら「ごめんなさい・・・失礼します」と頭を下げた。

何も言えず、何とも言えない表情を浮かべた田所優太は、小走りに去っていくメイの後ろ姿を見ていたが、がくッとうなだれてしまった・・・可愛そうな田所。せっかく勇気をふりしぼり「好きです!」って告白したのに。とにかく間が悪すぎたよ・・・ついてない!

遥斗の粘り勝ち!メイはナギサさんと箸尾さんに話し合わせた!

遥人くんは自ら休日を返上し、メイのために早くから病院で張り込み、ついに箸尾さんを探して出してくれた。

ほんとに遥人くんは優しくて粘りがあるよね。仕事じゃないのに休日返上で探してくれるなんて人いないよ。遥人くんは「だって相原さんにとって凄く大事なことなんですよね!」って言ってたけど、泣けるよ・・・恋人を探している若い人は思っている、遥人くんのように優しくて誠実な人に出会いたい!って。

その日の夜、メイはナギサさんの家を箸尾さんと共に訪ねると「箸尾さん!」と驚くナギサさん。
テーブルを挟み向かい合わせに座わったナギサさんと箸尾さん。メイは「ナギサさんから話しますか」と声をかける。

「5年前のことですが、箸尾さんの異変に気づく機会は何度もあったのに、追い詰めてしまいました。全てわたしの責任です。謝って済むことではありませんが、本当に申し訳ありませんでした」深々と頭を下げるなぎささん。さらに「今からでもわたしに出来ることが何かあれば・・・」と言う。

「ま、待って下さい、ナギサさん。謝るのは私の方なんです!」「どうしてですか」「わたしが勝手にナギサさんに寄りかかって自滅したんです!」「わたしが気づいてさえいれば、それは未然に防げていました!」二人がお互いに言い募るのを「ストップ!」止めたメイが「お互い堂々巡りなので次は箸尾さんからどうぞ」と仕切る。

「やりがいを感じて始めた仕事ですが、日々忙殺される中で、生活が荒み、仕事を辞めるという選択肢しかなかったんです」「退職を境に連絡が取れなくなり、てっきり、わたしは・・・」戸惑いの声を上げるナギサさんにメイが言った。「ナギサさん、何故箸尾さんが今日ここに来て下さったかわかりますか」と。

「それは・・・」と首をふるナギサさん。するとメイは「箸尾さんは今幸せですか」と問いかけた。「ハイ。わたしは今凄く幸せです」「えっ、それは・・・ほんとですか」と身を乗り出して尋ねる。「今度こそわたし大丈夫です、幸せです!」とにっこり笑ってナギサさんを見つめた。

「箸尾さんは今日、これをナギサさんに伝えにきてくれたんです」メイも笑顔で付け加え、笑顔の箸尾さんとまだ驚きが冷めやらぬナギサさんを見比べながら「じゃあ」と席を立ち、ナギサさんのバックから花柄の手帳を取り出し箸尾さんに渡す。

「ちょ、ちょっとメイさん!」大声を上げるナギサさんに向かい「だってもう、戒めはいらないでしょう」と言う。箸尾さんは懐かしそうに手帳を見ていましたが「これ、中身見たりしました」と聞く。「いいえ、一度も」と答えるナギサさんに「これ、見て下さい」と手帳を開いた状態で目の前に置く。

そこにはこんなことが書かれていました『今日で会社を辞めるます。苦しいことも沢山あったけど、ナギサさんに出会えたことが何より幸せでした。心からの感謝を。ありがとう、ナギサさん』・・・と。

「会社を辞めた後すぐに結婚し、子どもも生まれ、今はとても幸せです」と話し、ナギサさんがメイにタブレットを届けた日病院にいたのは、医療事務の仕事を始めるため書類を取りに行ったのだと。

「夫と子育てをしながら、こうして働けるようになって、幸せです。ずっとナギサさんにお礼を言いたいと思っていたので、会えてよかった。今度子供に会いに来て下さい」笑顔で語る箸尾さん。

「もちろんです!」涙声で答えるナギサさんはポロポロと涙をこぼし、顔をクシャクシャにして喜びをあふれさせ「箸尾さん、本当に良かったです・・・本当に良かった!」そんなナギサさんの姿にメイも心の中で『なに泣いてんのよ』と話しかけていた。

まとめ

箸尾さんが帰るのを見送った時「メイさん、ご自宅までお送りします」「良いですよ、子供じゃないんですから」「送らせて下さい」と重ねて言うナギサさん。

ナギサさんに送られ自宅近くまで戻ってきた「ナギサさんが家政夫になった理由が、何となくわかったような気がします」と言うメイに「えっ」。「だってナギサさん、いつもちゃんと見てくれてるから」言葉を重ねる。照れてもじもじするナギサさんをにこやかに見ていたメイは「あ、ここで大丈夫です」

すると、メイの前まで近寄り「ありがとうございました。メイさん、あなたに会えてよかったです」笑顔のなぎささんにメイは「こちらこそです」と笑顔で答えナギサさんをハグした。突然のハグに驚くナギサさんに「おやすみなさい」と言うとメイはナギサさんに背を向けた。

「おやすみなさい!」ナギサさんは深々と頭を下げて見送ると踵を返し歩き出したが、目の前にゴルフバックを肩にかけた田所優太が立っていたのだ。「こ、こんばんわ」と声をかけた。田所優太も「こんばんわ」と答えたが、すれ違いざまに「あ、待って下さい」と呼び止めた。足を止めたナギサさんの背中で田所優太が「あなたは誰ですか・・・」と問いかけた・・・・

大変なことになってきました。メイがナギサさんをハグするのを目の前で見たんです、田所優太は・・・

第八話の予告編でナギサさんは「田所さんならメイさんのことをちゃんと受け止めてくれると思います」と言う言葉も出てきたし、メイに「わたしがここに来られるのは今日が最後です」と告げていたんですよ。

田所優太の気持ちを聞いたナギサさんはメイのところに来るのをやめようと思ったの・・・
どうなるのか心配・・・ナギサさん何があったの・・・

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