「箱根駅伝」出場をかけた戦い!予選会で山梨学院 上武大 城西大 大東大 などが姿消す!

今年の予選会では大波乱が起きています。
最大の衝撃は、箱根駅伝に連続32回の出場を誇る山梨学院大学が、予選会17位に終わり、第63回大会(1987年)からの連続出場が途切れてしまったのです。

山梨学院の他にも、上武大学、城西大学、大東文化大学など、平成時代の箱根駅伝を彩った大学が予選敗退しています。箱根駅伝出場校の新たな分布図が描かれていく・・・前触れなのかもしれません。

山梨学院大学は、過去には3度の総合優勝にも輝いています。しかし、ここ何年かは箱根駅伝での順位は、17位、18位、21位と年を重ねるごとに順位を落としていました。

今回の予選会はボーダー付近の争いが予想されてはいましたが、ケニア人留学生を擁しながら17位まで順位を落としてしまいました。

また今回の予選会では、トップ通過すると思われていた早稲田大学は9位だったし、中央大学は10位と言うぎりぎりの・・・薄氷を踏むような予選通過だったのです。

第96回東京箱根間往復  大学駅伝競走予選会が行われました。
10月26日、東京都立川市陸上自衛隊立川駐屯地 ~ 国営昭和記念公園までの21.0795キロ。
自衛隊立川駐屯地をスタート ⇒ 市街地 ⇒ 国営昭和記念公園に戻るコース。

予選会に出場するためのルール。

1校1チーム:エントリー選手は10名以上で14人まで。
出場できるのは10名以上で12名以下。
各校、エントリー選手全員が、10000メートル34分以内のトラック公認記録を有していること。
レースは、1時間20分で終了する。

2019年10月26日に行われた第96回の箱根駅伝予選会・・・今回は10位以内に入ることが出来なかった大学の中には、1年ごとに順位を上げてきたところが何校かあり、10位にひたひたと迫ってきている。

そんな中で、予選会トップ通過だったのは東京国際大学。毎年じりじりと上位に浮上していたのですが、ついに日本人トップ通過を果たしました。

エースで4年生の伊藤達彦選手が、アップダウンを上手く利用して一気に仕掛け「中盤から攻めて引き離せた」と大活躍。日本人ではトップの・・・全体5位でゴール。

伊藤達彦選手はチームメートに肩を抱かれて男泣きしたそうです。「日本人トップの目標を達成できた。努力してきて初めて報われた」と喜びを噛みしめていましたね。

箱根駅伝予選会が終了すると、もう来年の秋・・・2020年10月に行われる予選会に向けて、各大学は休む間もなく練習を開始します。本当に過酷な世界。

わずか何秒を争う世界ですからシード校だって休んでいるわけにいきません。全大学は予選会が終了すると、すぐに始動開始。食事から睡眠に至るまで、詳細な計画を立てて身体を作りスピードアップを目指す・・・過酷な毎日はもう始まっています。

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予選会を突破した上位10校と箱根駅伝シード10校!

下記10校は、2019年10月26日の箱根駅伝予選会を突破。

東京国際大学  :3年連続   :4度目
神奈川大学   :10年連続   :51度目
日本体育大学  :72年連続   :72度目
明治大学    :2年連続   :61度目
創価大学    :3年ぶり      :3度目
筑波大学    :26年ぶり    :63度目
日本大学    ;2年連続    :89度目
国士舘大    :4年連続    :48度目
早稲田大学   :44年連続  :89度目
中央大学    :3年連続    :93度目

下記10校はシード校:2019年1月の箱根駅伝で総合10位までに入った大学。

1位 :東海大学             :10時間52分09秒
2位 :青山学院大学    :10時間55分50秒    1位との差: 3:41
3位 :東洋大学      :10時間58分03秒    1位との差: 5:54
4位 :駒澤大学      :11時間01分95秒    1位との差: 8:56
5位 :帝京大学      :11時間03分10秒    1位との差: 11:01
6位 :法政大学      :11時間03分57秒    1位との差: 11:48
7位 :国学院大学     :11時間05分32秒    1位との差: 13:23
8位 :順天堂大学   :11時間08分35秒    1位との差: 16:26
9位 :拓殖大学    :11時間08分17秒      1位との差: 17:01
10位 :中央学院大学    :11時間09分23秒    1位との差: 17:01

山梨学院の他にも、上武大学、城西大学、大東文化大学など、平成時代の箱根駅伝を彩った大学が予選敗退しています。

その他の出場大学も予選敗退しています。
麗澤大学、駿河台大学、東京農業大学、流通経済大学、東京経済大学、武蔵野学院大学、亜細亜大学、立教大学、明治学院大学、日本薬価大学、関東学院大学、慶応義塾大学、桜美林大学、平成国際大学、育英大学、芝浦工業大学、東京大学、東京理科大学、一橋大学、帝京平成大学、学習院大学、東京工業大学、東京工業大学大学院、防衛大学、上智大学。

これだけの大学が、箱根駅伝に出場するために、毎年しのぎを削っているのですから凄いことですよね。箱根駅伝には、選手ひとりひとりに悲喜こもごもの思いがこもっている筈・・・だからこそ箱根駅伝は、人々の感動を呼び起こす力があるのでしょう。

予選トップ通過の東京国際!26年ぶり出場を掴んだ筑波大学の頑張り!

10月26日の予選会で、日本人トップで入ってきたのは東京国際大学4年生の伊藤達彦選手。2019年7月のユニバーシアード(イタリア)のハーフマラソンで3位に入りましたが、優勝したのは、東洋大学4年の相沢晃選手で、2位に入ったのが駒沢大学4年生の中村大聖選手でした。

そのとき伊藤達彦選手は、箱根駅伝強豪校エースとの地力差を痛感したそうです。だから奮起して「夏合宿は死ぬ気で頑張った。人生で一番走った」と言うほどの頑張りをみせた伊藤達彦選手。一日2度の20キロ走などで距離耐性を磨いたという。

体調管理も徹底的に行い、食事は低脂肪で高タンパクなものを意識して取りました。そして何よりも睡眠をたっぷり取ったそうです。夜7時半~8時頃から9時間以上も。「みんなに笑われるくらい寝ました」と。

箱根2区のエース区間で「日本人トップになりたい」と言う伊藤達彦選手。予選会全体3位に入った1年生のイェゴン・ヴィンセント・キベットと二人でいい走りができれば、シードが取れる可能性だって出てくるかも知れない。

また、1年生のイェゴン・ヴィンセント・キベットは、9月の日本インカレ5000mで13分35秒75で優勝し、チームとしても初の「日本一」に輝いている。

愛知の熱田神宮~三重の伊勢神宮(8区間106.8キロ)を走る全日本大学駅伝の、関東選考会が23日に行われ20校が参加しました。

相模原市の相模原ギオンスタジアムで、4組に分かれ、各組に各校2選手が出場して1万メートルを走る。計8人の合計タイムで争い、上位5校が本戦の出場権を獲得するという狭き門。全日本大学駅伝の予選会でも、東京国際大学がトップ通過し初出場が決定。

11月3日の全日本大学駅伝にはチーム自体が初参戦。伊藤達彦選手は、前半の主要区間を任されることになりそうです。大志田秀次監督は今回の予選会について、トップ通過するなど予想していなかったと話していました。

「ただ常々、物事に絶対はないから万全な準備をしないと通過は危ないぞ・・・と話していました。まあ、安心してレースを見られたかな」と。大志田秀次監督は、駅伝部をゼロから立ち上げた中央大学のコーチ時代に、母校を箱根駅伝で32年ぶりの総合優勝に導いたキャリアの持ち主。

東京国際大学エース伊藤達彦選手は、「狙い通り日本人トップでしたが、常に、東洋大学の相澤晃君がいるつもりで走りました」とライバルの姿を思い浮かべながら走ったと話していました。

来年1月の箱根駅伝は、伊藤達彦選手の希望通りエース区間の2区を走りそうですが、目標通りに「日本人トップ」になり、ヴィンセントが好走すれば、東京国際大学旋風が巻き起こるかも知れません。

また、3年ぶりに出場権を得た創価大学には、今年2月から実業団トヨタ紡織で監督を務めた榎木和貴監督が就任。榎木和貴監督は中央大学時代、箱根駅伝で4年連続の区間賞という偉業を達成しています。その指揮官の下で創価大学も変わり始めているようです。

10月26日、予選会場にどよめきが起きたのは「6位、筑波大学」のアナウンスが響き渡った時。会場の空気が一変したそうです。26年ぶりの出場・・・誰ひとり、筑波大学のことを気にとめていなかったのですから。

予選会を走り抜いた筑波大学の選手たち自身が、一番驚いたかも知れません。

筑波大学はノーマークもいいところ。何しろ予選会の成績はというと・・・
前回が17位。
前々回が19位。
それ以前は10年以上も20位以下でしたから。

さらに6月の、全日本大学駅伝関東学連推薦選考会にも参戦する資格が得られませんでした。4年生を中心に10人ほどの選手がトラックに専念し、長距離チームは二分され、戦力的にはダウンしていたのです。

何が幸いするかわからないものです。この危機的状況が、箱根を目指す選手たちを目覚めさせたのですから。一致団結した選手たちは、夏合宿で充実したトレーニングを重ねて、一気に予選会を突破しました。

筑波大には体育専門学群があるため施設は充実。しかし大学からの強化費はゼロ。2016年からクラウドファンディングを開始し、1200万円くらい集め、夏合宿などの予算に充てたそうです。活動資金が潤沢にある私立大学とは状況が違います。

そんな中で、26年ぶりに予選会を突破した筑波大学を応援してあげたい!
来年の箱根駅伝でシードが取れるように頑張って欲しいな!

まとめ

平成の箱根駅伝すべてに参戦してきた山梨学院・・・勝者と敗者がいて、希望を見い出すこともあれば、挫折を経験することもある。喜びや悔しさ、後悔など、我々はいろいろなものを噛みしめているが、ここから一歩を踏み出さないといけない・・・上田監督はそのような話をされたらしい。

プルシアンブルーのユニフォームと言えば山梨学院・・・そんなイメージがありました。ここ何年か低空飛行をしていた山梨学院が、ついに、2020年の箱根駅伝から姿を消してしまいます。

箱根駅伝のファンの一人として、2020年10月の予選会突破を祈ることくらいしかできませんが、上田監督の下で、来年に向かって踏み出して下さい。少しでも早く箱根駅伝に戻れるよう頑張って!

予選敗退した常連校は山梨学院だけではありません。上武大学、城西大学、大東文化大学など、平成時代の箱根駅伝を彩った大学が予選敗退しています。箱根駅伝出場校の新たな分布図が描かれていく・・・前兆なのかもしれませんね。時は流れ変化していきますから。

そう言えば、予選突破とはならなくても、1年ごとに順位を上げている大学がありました。1年前、麗澤大学は、10位の山梨学院大まで2分14秒差に迫る12位まで来ていました。

それが今回は、更に順位を11位に上げてきましたが、10位の中央大学に、なんと26秒差まで近づいてきましたよ。そしてまた、今回12位入ったのが駿河台大学だというのです。

駿河台大学が、前回18位から12位まで急浮上。駅伝監督を務めるているのが、以前法政大学のエースとして箱根駅伝を盛り上げてきた徳本一善氏。麗澤大学と駿河台大学は、10人中4年生が2人だけだとか。

この2校は、新戦力を得て、来年は初出場を掴み取るかも知れませんね。箱根駅伝も大きく入れ替わる時が来ているのでしょうか。毎年シード校が入れ替わる様な戦国時代を迎えるのかどうか・・・興味ありますよね。

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