ドーハ”世界陸上”男子400mリレー銅メダル !”競歩2個目の金メダル山西利和 マラソン川内優輝29位!

ご覧になっていましたか、ドーハの「世界陸上選手権」。
高温と湿度が高く・・・脱水症状などにより、途中棄権の選手が続出したマラソンや競歩。

その中で頑張ったのが50キロ競歩の鈴木雄介選手と、20キロ競歩の山西利和選手。
この二人の頑張りで、日本チームに「2個」の金メダルがもたらされ、本当によかった。

女子マラソンは23時59分にスタート。日本の谷本観月選手が、2時間39分9秒で7位に入賞しています。日本女子の入賞は2大会ぶりのこと。また、女子5000メートル決勝で、田中希実選手は日本歴代2位の15分0秒01をマークして14位。

10月5日に行われた男子400mリレーの決勝で、日本は銅メダルを獲得。
予選の37秒78よりも記録が伸び、37秒43のアジア記録での銅メダル。
それでも3位。如何に、ハイレベルな戦いだったかがわかりますよね。

多田修平選手、白石黄良々選手、桐生祥秀選手、サニブラウン・ハキーム選手の4人が・・・華麗に繋いだバトンが決まり、37秒43のアジア新記録。

1位米国 :37秒10で優勝。
2位英国 :37秒36で。
3位日本 :37秒43。

桐生祥秀選手は、サニブラウン・ハキーム選手に「思い切り出ても絶対に渡す」と伝え、白石には「絶対追い付いて」と伝えた。メンバーはお互いを信じてスタート。信じる心が、華麗なバトンパスに繋がったのでしょう。

予選での第一走者は小池祐貴選手でしたが、本調子ではなかったため、多田修平選手に急遽変更。しかし、多田修平選手に伝えられたのは、レースの、わずか10時間前でした。「自分がキーマン」だと確信した多田修平選手は気合を入れて流れを呼び込みました。

37秒43のアジア新記録は、東京五輪での目標に掲げていた37秒40にも肉薄しました。しかし、この37秒40台のタイムが出せれば、東京五輪で80パーセントの確率で金メダルが狙えると、「日本陸上競技連盟」では考えていたと言うのです。

ところがドーハで、1位米国が37秒10台を出したことで、「日本陸上競技連盟」の予想を、遥かに越えてしまいました。2020年の東京五輪では、1位米国の37秒10台ラインが目標となり、とてつもない記録を出さなければ金は狙えません。

しかし、今回1位の米国の出した37秒10は凄い数字・・・その差を縮めるのは容易ではないでしょう。また、今回のレースでは、1位の米国も2位英国も、バトン操作が上手くなり日本に肉薄してきました。だから、日本の4人がそれぞれの個人記録を、大きく伸ばす必要に迫られている・・・と言えるでしょう。

そして、リレーが終了して間もなく行われたのが男子マラソン。

8位入賞を目指していた川内優輝選手は、29位の自己ワースト記録で・・・惨敗。ゴール後は ”へとへと” な様子でインタビューに答えていましたが、伏し目がちで消え入りそうな感じに見えました。約束(8位入賞)が果たせなかったとの思いがあったのでしょうね。

暑さが苦手な川内優輝選手は、当初は、ドーハ世界選手権と東京五輪は目指していませんでした。ところが、ドーハでは深夜開催と聞いて、夜なら暑さも大丈夫だろうと考えたそうです。

ところが、実際にドーハに来て「こんなに暑くなるとは思っていなかった」と、暑さに驚いていた川内優輝選手。しかし男子マラソンが行われた当日は、前日までに比べると、気温も湿度も比較的低く走りやすい条件になっていました。

これが川内優輝選手の大誤算だったそうです。
気温も湿度も高ければ、優勝タイムは2時間16分あたりだと想定していたらしいのですが、気温も湿度も比較的低くて走りやすい条件になった為、優勝タイムは2時間10分台でしたからね。川内優輝選手と共に走った山岸宏貴選手は25位で日本人トップ・・・二岡康平選手は37位でした。

ここで、決勝で銅メダルを獲得した男子400mリレーと、決勝で日本歴代2位の記録をマークした女子5000メートルの予選を振り返ってみましょう。

スポンサーリンク

20キロ競歩山西利和 金!ハイレベル400mリレー予選と決勝進出決めた女子5000m!

2019年10月4日、20キロ競歩で山西利和選手が金メダル。
50キロ競歩で金メダルを取った鈴木雄介選手に続いて二つ目の金メダルです。
大会前から「競歩」がメダルに一番近いと言うことは聞いていましたが、予想通りでしたね。

山西利和選手は、京都大学出身で「世界選手権」初出場ですが、1時間26分34秒で金メダルを獲得したことで、東京五輪代表に内定しました。日本では、同種目での優勝は五輪、世界選手権を通じても初めてのこと。

これで、日本の世界選手権金メダル獲得者は合計6人。池田向希さんは1時間29分2秒で6位入賞。高橋英輝は1時間30分4秒で10位でした。

また、男子400メートルリレーの予選では、日本は37秒78の日本歴代3位タイの記録を出して、アフリカ記録を樹立した37秒65の南アフリカに次ぐ2着でした。全体でも上位3着以内に入って、10月5日(日本時間6日未明)に行われる決勝に進出。

全体でのタイム1位:英国の37秒56。
全体でのタイム2位:南アフリカの37秒65。
全体でのタイム3位:日本の37秒78。

サニブラウンは代表でのリレー初出場を果たしましたが、ポジションはアンカー。「安全に引きつけて、思いっきり出た」と言うサニブラウン・・・そのため、第3走者の桐生祥秀選手とのバトンが、少し詰まってしまい後れを取りました・・・でも、大事には至らずよかった。

バトンを受け取った後は素早く加速できていたので、バトンが詰まらなければ、タイムも、もう少し伸びていたかもしれない・・・そんな気がします。2組の2着で入り、全体でも3位でしたから頑張りましたね。

サニブラウンは予選の走りを振り返り「緊張はなく、リラックスしてできた」と。2組での1着通過とはなりませんでしたが、「2着以内なら大丈夫だと思っていた」そうです。

課題だったバトンについては、3日前に2回と前日にも1回、桐生祥秀選手と合わせる練習をしていたのです。しかし何故か、ギリギリまで引き付けていたサニブラウン。それでも、2年前は全然できていなかったバトンの受けが、大学でで練習を積み、受けられるようになったのは成長の証。

400mリレーは、予選とは思えないほどレベルが高く、史上最高だったようです。南アフリカはナショナルレコードを0秒59更新したし、打倒日本に燃える中国も37秒79のナショナルレコード。6着のカナダは37秒91の好記録を出しても落選。本当にレベルが高かった。

女子5000メートル予選が行われ、初出場の田中希実選手が、日本歴代3位の15分4秒66をマーク。フィニッシュ直後にあおむけに倒れ込み、自力では立てなくて、他の選手に助けてもらったほど力を出し切っていたのですね。

田中希実選手は、昨年のU20(20歳未満)の世界選手権3000メートルで、金メダルを獲得したホープだそうです。兵庫の駅伝名門校・・・西脇工業高校時代は、全国高校駅伝の「花の1区」で3年連続出場。

2018年に高校を卒業し現在は豊田自動織機のサポートを受けたクラブチームで活動。一方で、同志社大スポーツ健康科学部でスポーツバイオメカニクスや心理学を学び、学業と競技を両立させているのだとか。

東京五輪の戦いは更にハイレベルになる!日本は残り8か月でどこまで進化できるか!

男子400mリレーは高速時代に突入するかも・・・

ドーハで開催された「世界陸上選手権」では、1位から3位までの国が、予選からハイレベルな戦いだったが、決勝では更に進化して予選を大きく上回り、「日本陸上競技連盟」の想定を遥かに越えてきた。

天候にも左右されるので、実際にはどうなるかわからないけれど、ひょっとすると東京五輪では、とてつもない記録が生まれる可能性を秘めているかも・・・なんて期待してしまうほど、今回のレースはハイレベルだったと思う。

1位米国 :37秒10で優勝。
2位英国 :37秒36で。
3位日本 :37秒43。

多田修平選手、白石黄良々選手、桐生祥秀選手、サニブラウン・ハキーム選手の4人が、どこまで個人記録を伸ばせるか・・・とにかく、頑張ってもらいたい!

一番若いサニブラウン・ハキーム選手は、まだまだ伸びる可能性がありますが、400mリレーの走順の2番手に起用するのが一番いいと言われているようです。直線距離が長い2走でスピードアップしたいと言うことらしいです。

女子5000メートルの田中希実選手はまだ20才。
ジュニア世代の国際大会で活躍。
アジアジュニア選手権では、3000m大会記録で金メダルを獲得。
世界ジュニア選手権でも3000mで金メダルを獲得。

2018年に同志社大学スポーツ健康科学部に入学し在学中。コーチの父と二人三脚で鍛えているそうですが、今回、初出場の「世界陸上選手権」で予選と決勝で自己ベストを2度更新しました。

予選のタイムは15分4秒66で日本歴代3位をマーク。
決勝では、15分0秒01のタイムで、日本歴代2位。
田中希実選手は「1回・・・15分10秒をちょっと切れればと思っていたので嬉しい誤算です」と笑顔。

しかし、福士加代子さんの14分台には0秒02届かなかったことが、ちょっぴり悔しそう。「これほどの強豪が揃うレースはあまりないと思うから」だと。競合が競り合う中で日本歴代1位の記録を塗りかえたいと思っているのでしょう。

まだ20才・・・これからどんどん伸びるはず。まずは8位入賞。だんだんレベルを上げて、優勝争いができるような選手に育ってほしいな。2020年東京五輪での活躍に期待。

問題は東京五輪の男子マラソン。
MGCで確定した2人の他に誰が出場するのか。
世界と戦う力があるのは、今のところ・・・大迫傑選手と設楽悠太選手でしょうか。
ただ、東京五輪に出られるのはあと一人だけ・・・なんですよね。

男子の3レース。
2019年12月:福岡国際マラソン。
2020年   3月:東京マラソン。
2020年   5月:びわ湖マラソン。

びわ湖マラソンが終了するまでは、正式決定はされないでしょう。
ただ3月の東京マラソン終了時点で、残る一人がわかるはず・・・です。

東京マラソンに設楽悠太選手が出た場合、大迫傑選手はどうするのか・・・
万が一、設楽悠太選手が出場して2時間5分49秒を出せばほぼ決まりですが、厳しい数字ではあります。でも、瀬古利彦氏が「出せる力を持っているのは設楽悠太選手と大迫傑選手のふたり」だと断言していますからね。

まとめ

ドーハ「世界陸上選手権」は、高温と湿度が高く・・・脱水症状などにより、途中棄権の選手が続出したマラソンや競歩。

その中で、50キロ競歩の鈴木雄介選手と、20キロ競歩の山西利和選手を獲得。
金メダルはこの二つだけですが、二人が頑張ってくれたおかげです。

女子マラソンは23時59分にスタート。日本の谷本観月選手が、2時間39分9秒で7位に入賞。2大会ぶり。
女子5000メートル決勝で、田中希実選手は日本歴代2位の15分0秒01をマークして14位。

10月5日に行われた男子400mリレーの決勝で、日本は銅メダルを獲得。
予選の37秒78よりも記録が伸び、37秒43のアジア記録での銅メダル。
それでも3位。如何に、ハイレベルな戦いだったかがわかりますよね。

400mリレーは、2020年の東京五輪に向けて、多田修平選手、白石黄良々選手、桐生祥秀選手、サニブラウン・ハキーム選手の4人が、個々の記録を上げていかなければ金メダルは難しいかも・・・残り8か月ほどで、どこまで伸ばせるかにかかっています。

また、男子マラソンもMGCの2人に続いて、誰が代表になるのか気になります。しかし、正式決定は2020年5月のびわ湖マラソンが終わってからになるでしょう。

でも、3月の東京マラソンで何かが見えてくるかも知れない・・・そんな気もします。
そこに期待しているのですが、時が来るのを待つ以外ありませんね。ただ、ひたすら・・・

スポンサーリンク

おすすめの記事